ギターの悩みで、弦高が高くて弾きづらい、弦がビビることありませんか?
そういったトラブルで自分で簡単に対処できる領域があります。
ギターの弦高調節です。
そもそも、
弾きづらい感じがするけど、弦高の標準かわからないって方も多いとおもいます。
購入したときのままとかね。
弦高ゲージと呼ばれるツールがあれば、今の弦高が標準的か?
簡単に調べることができます。
今回は適切なギターの弦高とは?という記事になります。
ギターの適切な弦高とは?
ギターの弦高を調節を見直すときは、
などです。
弦高調節は自分で簡単にできる領域なので、違和感があるなら弦高を調査してみましょう。
弦高とは?
弦高とはフレット頂点と弦までの空間のことをさします。
一般的に弦高を測定するときは、12F上で確認します。
12Fの頂点と弦までの距離をよみ、ここでいう弦高です。
ギターの弦高3つの要素
ギターの弦高は以下の3つの要素で決まります。
まずこの3つになります。
初心者でも簡単に計測調整できるのが、3のサドル高さになります。
2、のネックの反り調節に関しては以下のページで確認できます。
1のナット高さは、ナット自体を削ることになりますので、プロにお願いするのが理想です。
3、のサドルの高さはアコギは削ることになりDIYでは敷居が高いですが、
エレキの場合は工具があれば簡単に調節することができます。
なにより弦高調節は、元に戻すことができる領域なのでノーリスクで試すことができます。
さっそく弦高の調節方法を解説していきます。
最適な弦高とは?
ここでは、一般的な最適な弦高の解説です。
急に数値を持ち出されてもパッとしないと思いますが、後述する弦高ゲージがあれば、簡単に調べることができます。
定規ではピッチが大きくて不向きだわ。
弦高はギターの種類やプレイスタイルによって異なります。
以下の表は、一般的な目安となる弦高をまとめたもので、ギター出荷時は、おおよそこのようなセッティングで出荷されます。
ギターの種類 | 弦 | 弦高(12フレット) |
---|---|---|
エレキギター | 1弦 | 1.2mm ~ 1.5mm |
エレキギター | 6弦 | 1.5mm ~ 1.8mm |
アコースティックギター | 1弦 | 2.0mm |
アコースティックギター | 6弦 | 2.5mm |
弦高のあれこれ
ここまでは、一般常識的な話でした、
弦高は、高い=悪いではありません。
高い場合と低い場合、メリット、デメリットの2面生があります。
低い=最適とは言い切れない。
最適な弦高はプレイヤーによってさまざまといえます。
弦高のメリットデメリットを紹介したいと思います
先ほどの標準値より、
弦高が高いから一概に悪いわけではありません。
低いからといって絶対的に悪というわけでもありません。
ここでは、基準値外の弦高の、メリット・デメリットを紹介します。
ギターの種類 | 弦高 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
エレキギター | 高い | ・音に張りが出る ・強くピッキングしても音がビビりにくい | ・弦の押さえ心地が硬くなる ・弦を押さえたときに音程が微妙に上がる |
エレキギター | 低い | ・弦の押さえ心地が柔らかくなる ・速弾きやテクニカルな演奏に適している | ・強くピッキングしたときに音がビビりやすくなる ・タッチノイズが増えやすい |
アコギ | 高い | ・サウンドにハリが出る ・ダイナミクスの幅が広がる ・スライドやビブラートを多用する演奏に適している | ・弦の押さえ心地が硬くなる ・特にハイポジションでの演奏が困難になる |
アコギ | 低い | ・弾きやすくなる ・疲れにくい ・フィンガーピッキングやソロ演奏に適している | ・強いストロークで音がビビりやすくなる ・音の厚みや表現力が減少する可能性がある |
最適と呼ばれる弦高にセットしても、違和感があるようなら、ギターのどこかに問題がある可能性を疑えます。
【便利アイテム】弦高ゲージの使用方法とは?
先ほどお伝えした、弦高ですが、数値だけいわれてもパッとしないわけです。
そこで視覚で簡単に判断できるツールが弦高ゲージという商品です。
値段は1000円ですが、十分な機能を備えていていますよ。
弦高ゲージはリペアマンからビギナーまで多くの人が利用するツールで、画像の商品はBaroque & Fritz ストリングアクションルーラーです。
1,000円以下で買えるから一枚は必需品
ストリングアクションルーラーの紹介はこちら
弦高ゲージ、弦高調整の必需品、Baroque ストリング アクション
昨今は、リペア道具は昨今簡単に安価に手に入るようになってきました。
弦高ゲージの使用方法
弦高ゲージ(ストリングアクションルーラー)の使い方は種類によって読み方が違いますが、私の所有しているBaroque ストリング アクション ruler&Fritz rulerで紹介します。
弦高ゲージを12フレット上に設置します。
フェンダーとギブソンの調節方法
ここからは、2代メーカーの弦高調節方法を紹介します。
弦を少し緩めてから調整しましょう。
サドルの調整は弦を少し緩めてから調整をします。
フェンダーの場合
一般的に調整には約1.3mmのレンチ(具体的には1.27mm)が必要です
- 弦を少し緩めます。
- 付属の細い六角レンチ(通常1.27mm)を使用してネジを回します。
- ネジを締めるとサドルが上がり、緩めると下がります。
ギブソンの場合
ブリッジ全体の高さを調整します。両端にある「サムホイール」を回して、ブリッジ全体を上下させます。
まとめ
ギターの弦高は常に変化しているといってもよいです。
ネックは気温や湿度の影響で動きがありますから、それプラス、弦のゲージを変えたり、ネックの反りの調整をすれば、弦高は明らかに変化をします。
ギターのセッティングを変えた時にこの弦高ゲージがあると大変便利です。
ギターを演奏していて違和感を感じた時など、簡単にチェックできる領域が弦高になります。
持っていないかたはぜひお試しください。
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