レスポールのトーンがが効かなくなったのでコンデンサー交換したいと思います。
物価高騰なんかで、自分のギターは自分で修理したいと思いませんか?
私もそんな一人で、子供5人とや住宅ローンで金が飛ぶ勢いでなくなる。
趣味のギターは継続したいため、常にDIY思考です。
コンデンサー交換は、自分で比較的簡単に交換できる領域かと思います。

ハンダ作業が圧倒的に少ない
専門店で交換する場合は後述しますが、工賃は1個あたり1000~2000円です。
この記事は、
- レスポールのコンデンサー交換手順
- コンデンサーの選び方
- コンデンサー交換の工賃
をまとめた記事になります。
トーンが効かない場合、ポッドの異常の可能性もあります。

まずは、確認。
【ギターリペア】レスポールギターの音が出ない?自分で断線確認ガイド
レスポール、コンデンサーの交換手順、必要な道具とは?

ここからはコンデンサーの交換手順をお伝えしています。
コンデンサー交換は比較的簡単にできます。
それ以外にも、コンデンサーとは?って部分も知っておいた方が良いと思います。
それは、後半に記載しました。

ポッド、ピックアップ交換に比べてね
ネックになるのは、ハンダ作業ですよね。
コンデンサー交換は、コンデンサー1個につきハンダ作業は2点だけ。

それなら、出来そう!
他のパーツ交換だと、もう少し工程が増えるわけですが。
必須道具

交換用コンデンサーはもちろんのこと、ハンダ付けする道具が必要になります。
準備する道具は多くはありません。
100円ショップで揃えることも可能です。

特殊な道具はいらない。
- 交換用コンデンサー
- ペンチ
- ハンダコテ
- ハンダ
レスポール、コンデンサー交換手順

コンデンサー交換は画像のリード線をポッド端子にハンダ付けする作業になります。
詳しいハンダコテの使用方法はこちらから↓
既存コンデンサー取り出し

早速取り外します
コンデンサーがつながっている端子にハンダコテをつけて、ハンダをとかします。
同時に、
ペンチでコンデンサーのリード線を引っ張りなが端子を温めると端子からリード線がとれます。

両手で作業できるので、
比較的簡単

反対側も、同様で、既存コンデンサーの取り出しが完了。
ハンダが不意に他の配線に当たると、配線の皮膜が溶けてしまうので注意。

他の配線を焼かないように!

どこから外すか
最初にイメージしておこう

新規コンデンサーの取り付け。

ここからは新しいコンデンサー
を取り付ける。
コンデンサーを仮置きします。
自立しない場合は端子から飛び出た、リード線を少し曲げればOK。

ハンダを流し込み完了。

コンデンサーが自立しているので、ハンダとハンダゴテを別々に持ち、作業できます。
ハンダ作業はやりやすい。

難易度は低い。

作業はあっという間に終わる
レスポール、コンデンサーの選び方

コンデンサーは1000円しないものから、高額なものまであり、悩んでしまいます。

値段と音質は比例するの?

賛否あるよね。
コンデンサー交換は、好みの音色にしたいという場合もあると思いますので、
どちらにしろ、コンデンサーのタイプを知っといた方が良いですね。
タイプ別に多数の商品がありますが、容量というのもあり、今使用のギターに適切な容量が一応決まっています。
初めてだとわからないアレコレをまとめました。
コンデンサーとは?
コンデンサーにより、トーンが効きます。
弦を弾くと、ピックアップが音を拾い、コンデンサーを含むトーン回路を通過します。
このトーン回路の主な役割は、ピックアップの音に変化をつけることです。

ジャズトーンはトーン回路あってこそね。

ウーマントーンもね!
コンデンサーの役割は以下です。
- 高周波数のフィルタリング: コンデンサーを含むトーン回路は、高い周波数の音をアースに流す(捨てる)働きをします。高音域を捨てるイメージ
- トーンコントロール: トーンノブを操作することで、高音域を捨て加減を調整できます。ノブを絞るほど、より多くの高音域がカットされ、音が丸くなります。
- ピックアップ音色の調整: この高周波カットによって、ピックアップの生の音をより暖かみのある音や、柔らかい音に変化させることができます。
- 音域バランスの調整: コンデンサーの容量によって、影響を受ける周波数帯域が変わります。これにより、ピックアップの特性に合わせて音のバランスを調整できます。
つまり、コンデンサーはピックアップが拾った、高周波成分を選択的に「捨てる」ことで、音色を変化させる役割を果たしています。
コンデンサータイプ

ギター用コンデンサーの主な3種類は以下の通りです:
- オイルペーパーコンデンサー: 豊かで艶やかな音色が特徴で、低域の量感と弾力。
- フィルムコンデンサー:高耐久性と高品質、長寿命(セルフヒーリング機能)。
- セラミックコンデンサー: 電子部品の中でも最も小型のコンデンサータイプクリアな音、高音域の伸び。

コンデンサーはタイプ別に特徴が違いますね。
コンデンサーは、ギターの音色や性能に影響を与えます。
せっかく交換するなら、納得のいく商品を選びたいですよね。

求める音質や用途に応じて適切なタイプを選ぼう
レスポールの容量
コンデンサーは選びで注意が必要なのは容量の確認です。
例えば、有名なレスポールのコンデンサーといえばオレンジドロップですが。
オレンジドロップといっても容量の種類は多様です。

購入するときに確認しよう。
- 0.001μF ~ 0.068μF (小容量)
- 0.1μF ~ 1μF (大容量)
- 0.022μF (223) – ハムバッキングピックアップ用
- 0.033μF (333) – P90タイプのピックアップ用
- 0.047μF (473) – シングルコイルピックアップ用
- 0.1μF (104) – 古いストラトキャスターやアクティブピックアップ用
と言った具合に多数の種類があるワケです。
レスポールに最適なコンデンサー容量は0.022μF (223) です.。
この容量が適している理由は以下の通りです。
- ハムバッカーピックアップとの相性: レスポールは通常ハムバッカーピックアップを搭載しており、0.022μFはこのタイプのピックアップに最適な容量です
- バランスの取れた音質: 0.022μFは、高すぎず低すぎない容量で、レスポールの特徴的な太い音を保ちつつ、適度な明瞭さを維持します.
0.022μFは、レスポールの特有の持つ豊かな音色を最大限に引き出すことができるというワケです。
レスポールのコンデンサーに悩んだらこれ

初めてのコンデンサー交換だと、どれを選んで良いかわからないですよね?
とはいえ、
せっかくなのでコンデンサーは良質なものを使用したいハズです。
失敗しないコンデンサー選びでおすすめなのは、フィルムコンデンサーです。

よく使用されるのは
フィルムコンデンサーです。
その理由は以下の通りです。
- 耐久性: フィルムコンデンサーは高耐久性を持ち、長期間安定した性能を維持します。
- 音質: クリアで透明感のある音質を提供し、多くのギタリストに好まれています。
- コスト効率: オイルペーパーコンデンサーと比較して、比較的安価で入手しやすいです。
- 多様性: ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンなど、様々な材質のフィルムコンデンサーが存在し、好みの音色を選択できます。
特に、オレンジドロップシリーズのようなフィルムコンデンサーは、
多くのギターメーカーやカスタムビルダーに愛用されています。
オイルペーパーコンデンサーは、ビンテージサウンドを求める一部のギタリストに人気がありますが、高価で入手が困難なため、一般的な使用は限られています。

びっくりする値段もある・・・
セラミックコンデンサーは、主に低コストのギターで使用されることがありますが、音質面でフィルムコンデンサーほど好まれていません。
Sprague オレンジドロップ スプラグコンデンサー0.022uF

- 定番中の定番として知られる
- 音の輪郭をクッキリと、力強く際立たせる特徴がある
- デメリットは値段が高いと感じる方もいる
Musiclily ポリエステル製フィルムコンデンサー2A223J 0.022uF

- とにかく安い
- 失敗しても交換できる
金欠オヤジの私は、今回オレンジドロップからこのコンデンサーに交換しましたが、全く問題ありません
コンデンサー交換の工賃

ちょっと自分には難しそうだなっと思ったら専門店へ。
確かに、
「わざわざハンダを購入」するくらいであれば、専門店でって考えるのもアリだと思います。
工賃はこんな感じになります。

俺は意地でも自分でやる。
プロに頼むと?交換費用
コンデンサー交換の相場を調べてみると、こんな感じでした。

1個あたりの値段
- ¥1,100 ~ ¥2,000
- フルアコやセミアコの場合、追加で¥8,000〜かかる場合あり。
- 複数のコンデンサーを交換する場合は、それに応じて費用が増加。
- 店舗によって価格が異なるため、実際の費用は上記の範囲を超える可能性。
コンデンサー交換の際は、ギターの種類や作業の複雑さによって最終的な費用が変わる可能性があります。

事前に店舗に確認することをおすすめします。
まとめ
昨今は、DIYの人気と物価高騰の影響で、自分で修理できるものは自分でという考え方が浸透してきました。

ギター弦は1.5倍ほどの値段になっている
コンデンサー交換は、作業工程もすくないため、初めてのDIYとしてもおすすめです。
社会人になり、子供やマイホームとなると趣味の継続に、いかにお金をかけずに・・・ってところが重要ではないかと思っています。
工賃と比較すると、やはり自分でできるに越したことはない。
そう思ってしまいます。
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