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Marshall MG10のここがイマイチ、でも“このタイプの人”には刺さる一台

Marshall MG10 ギター趣味継続

マーシャルといえば、ジミ・ヘンドリックスやスティーヴィー・レイ・ヴォーンといった伝説的ギタリストを思い浮かべる人も多いでしょう。

そのサウンドを手軽に体験できる小型アンプが「Marshall MG10」です。

とはいえ、実際に弾いてみると「思っていたクリーンと違う…?」と感じる人も少なくありません。

この記事では、MG10のイマイチな部分を率直に解説しつつ、どんな人には合わないのか、逆にどんな人にはピッタリなのかを整理します。

Marshall MG10マイナス点クリーントーン

Marshall MG10

まず私が感じたことは、クリーントーンの限界が早いという点。

MG10のボリュームを12時(半分)を超えて上げると、特にレスポールなど出力の強いギターで弾いたときに、

「ブツッ」としたような音割れが生じます。

これは、10Wという出力の限界によるもの。

小音量ではクリアなクリーンを得られますが、音量を上げるとすぐにアンプ内部で歪みが発生してしまうのです。

せっかくのボリュームダイヤルが半分が限界値というのは、なんともがっかりです。

ボニー
ボニー

フルボリュームで音割れが出るなら納得いきますが・・・

「マーシャル=ストラトのクリーン」と思って買うとギャップがある

マーシャルというと、スティーヴィー・レイ・ヴォーンやジミ・ヘンドリックスのように、ストラトのクリーンやクランチを気持ちよく響かせたいと思って購入を検討する人も多いでしょう。

しかし、MG10はそうした「クリーンを鳴らし切るアンプ」ではありませんでした。

むしろ低音量で荒々しいクランチを楽しむタイプのアンプです。

フェンダー系のようなガラス質のクリーンや、空気感のあるトーンを求めている人には、やや物足りなさを感じるかもしれません。

マンションでの練習には問題なし

とはいえ、マンションやアパートなどの環境で練習する分にはまったく問題なし

MG10は小型ながら音圧があり、低~中音量域では十分に抜ける音。

マーシャルらしい中域の芯も感じられ、軽い歪みサウンドなら「これぞマーシャル」と納得できる仕上がりです。

つまり、「夜間や室内練習用」として使うなら理想的。

むしろ過剰な出力のアンプを持て余すよりも、MG10の方がちょうど良いでしょう。

私みたいな田舎者は「もうちょい音を出しても」クレームにならないかなって感じ。

ボニー
ボニー

流石に夜はだめですが

録音前提だと厳しい理由

Marshall MG10

ただし、録音を前提に使う場合は注意が必要です。

音量を上げる=割れる構造的な限界

MG10はクリーンで音量を上げると、前述の通りすぐに飽和してしまいます。

つまり、「良い音で録ろう」としてボリュームを上げると、逆に音が潰れて録音品質が落ちるという“ジレンマ”に陥ります。

ラインアウトがない

MG10には専用のラインアウト端子がありません

そのため、オーディオインターフェースやDAWに直結して「アンプの音をそのまま録る」ことが難しい構造になっています。

マイクを立ててスピーカーから拾う方法はありますが、録音メインで考える人には向かないといえます。

こんな人には向かない(=買ってはいけない人)

タイプ理由
クリーントーン重視の人ボリュームを上げると歪みやすい
録音用途を考えている人ラインアウトがない・クリーンが割れる
多機能アンプが欲しい人EQとGAINのみのシンプル設計で音作りの幅が狭い

こんな人にはピッタリ!

タイプ理由
ストラトでロックやパンクを弾く人クランチモードが心地よく、荒削りな中域が魅力
シンプル操作で弾きたい人余計な機能なし、「ツマミを回せば音が出る」直球仕様
自宅練習・夜間練習用小音量でもマーシャルらしい芯のあるサウンドが得られる

MG10は余計な機能はいらない直球ギタリストにこそ向いています。

特にパンクやオルタナなど、多少の荒々しさを「味」として楽しめるジャンルでは最高の相棒です。

録音重視ならこのアンプを検討!

もしあなたが「録音を前提にクリーンも使いたい」タイプなら、以下のアンプがより実用的です。

YAMAHA THR30II Wireless

高品質なアンプモデリングとUSB録音対応。

デスクトップサイズでありながら、ライン出力・Bluetooth対応と万能。

Blackstar ID:Core V3 Stereo 10

手頃な価格で多彩なサウンドモデリングが可能。

USBオーディオ機能搭載で、DAW録音にも対応。

Roland JC-22

「ジャズコーラス」の名を冠する超クリーン特化アンプ。

透明感のある音を求める人に最適。

まとめ

項目Marshall MG10の評価
クリーンの透明感★★☆☆☆(12時以降で割れる)
歪みの迫力★★★★☆(中域が太くパンチあり)
音作りの自由度★★☆☆☆(シンプル)
録音適性★★☆☆☆(ラインアウトなし)
自宅練習との相性★★★★★

結論:MG10は「マンション練習+直球ロック」に最適。

ただし、スティーヴィー・レイ・ヴォーンのようなクリーンを求めるなら別モデルを選ぶべきです。

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