この記事では、「楽天モバイルのポケットWi-Fiで、子どもがオンラインゲームをプレイできるのか?」という点についてご紹介します。
近年の物価高の影響もあり、光回線(固定回線)をやめて、モバイルWi-Fiやスマホのテザリングを使って家庭のWi-Fi環境を整えたいと考える方が増えています。
そんな中、楽天モバイルを活用すれば、光回線の約半額でWi-Fi環境を整えることが可能です。
とはいえ、モバイルルーターやテザリングでは通信速度が気になるという方も多いのではないでしょうか?
大人のインターネット利用は、主に連絡手段や動画視聴が中心かと思いますが、意外と見落としがちなのが、子どもがオンラインゲームを楽しみにしているケースです。
我が家の場合、子どもがプレイしているオンラインゲームは「Fortnite(フォートナイト)」と「ブロスタ」です。
そこで今回は、楽天モバイルを使って低コストでWi-Fi環境を整えたいと考えている方に向けて、「子どもがオンラインゲームを問題なく遊べるのか?」という視点から、実体験をもとにお伝えします。
Rakuten WiFi Pocket PlatinumとNintendo Switchなどで、オンラインプレイを目的にRakuten WiFi Pocket Platinumを検討している方は、事前にNATタイプの仕組みや制限について理解しておくことが大切です。
オンライプレイができない可能性が指摘されています。
【注意】Rakuten WiFi Pocket PlatinumではSwitchのオンライン対戦ができない?NAT制限の落とし穴を徹底解説
【結論】楽天モバイルWi-Fiでオンライゲームはできるのか?

我が家は、子ども5人の7人家族。
昨今の物価高騰の影響をもろに受けており、何かを削らなければ、普通の生活を維持することが難しい状況になっています。
そこで、まず見直したのが「通信費」でした。
毎月かかっていた光回線(固定回線)の費用を節約するため、思い切って解約しました。
代わりに導入したのが、楽天モバイルの「最強プラン」。
これを1回線契約し、SIMカードを楽天モバイル公式サイトで1円で販売されていたモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket Platinum」に差し込んで、自宅のWi-Fi環境を構築しました。
その結果、月々の通信費は約7,000円から3,280円へと大幅にダウン。
ただし気になるのは、「このモバイルWi-Fiで子どもがオンラインゲームを問題なくプレイできるのか?」という点ですよね。
そこで今回は、楽天モバイルのモバイルWi-Fi環境下で、実際に我が家の子どもたちがプレイしているオンラインゲームについての体験談をご紹介します。
結論、10台の端末が普通に使える

まず、我が家の使用している端末が以下のとおりです。
誰が? | 機種 | アプリ | 種類 |
中学生女子 | Nintendo Switch | フォートナイト | インターネットゲーム |
スマホ | TikTokなど | 動画閲覧 | |
PC | ZOOM | 勉強 | |
小学生兄 | スマートフォン | ブロスタやYouTube | インターネットゲームとコンテンツ作成 |
小学生弟 | Nintendo Switch | フォートナイト | インターネットゲーム |
5歳児 | iPad | YouTube | 動画閲覧 |
3歳児 | スマートフォン | YouTube | 動画閲覧 |
妻 | スマートフォン | 多用途 | 連絡、動画閲覧 |
私 | PC | 音楽作成ソフト 動画作成 | コンテンツ作成用 |
スマートフォン | 多用途 | 連絡、動画閲覧 |
現在、最大10台の端末がインターネットに接続されている状態です。
楽天モバイルのモバイルWi-Fiでも問題なく接続できており、子供たちは「フォートナイト」や「ブロスタ」といったオンラインゲームをプレイしています。
子供たちいわく、光回線を使っていたときと比べても接続に違和感はないとのことです。
使用している機器は、楽天モバイルのSIMを挿したモバイルルーター「Rakuten WiFi Pocket Platinum」です。

Rakuten WiFi Pocket Platinumとは?

「Rakuten WiFi Pocket Platinum」は、楽天モバイルが提供する軽量・コンパクトなポケット型Wi-Fiルーターです。
最大の特徴は、700〜900MHz帯の「プラチナバンド」に対応しており、屋内や地下など電波が届きにくい場所でも安定した通信が可能な点です。
主な特長は以下の通りです。
- 連続通信時間:約10時間
外出先でも長時間の利用が可能です。 - 同時接続台数:最大16台
複数のデバイスを同時に接続でき、会議や家族での利用にも適しています。 - 簡単接続:QRコード対応
本体のQRコードをスマートフォンで読み取るだけで、簡単にWi-Fiに接続できます。 - SIMサイズ:nanoSIM対応
旧モデルのmicroSIMからnanoSIMに変更され、より多くのスマートフォンとの互換性が確保されました。
なお、端末代金は通常10,820円(税込)ですが、楽天モバイルの回線と同時に申し込むことで1円で購入できるキャンペーンも実施されています。
ただし、通信速度は地域によって差があるため注意が必要です。
この点については、後ほど詳しくご紹介します。
次に、楽天モバイルのWi-Fiを使用した自宅での通信速度の実測結果をご紹介します。
キャンペーンを確認してみる
テストの結果

USENスピードテストはブラウザ(インターネット検索から)で今の通信状況をしることができるサイトです。
数値については以下のとおり
- 下り速度(ダウンロード):動画再生やゲームデータの受信に関わる。高いほど快適。
- 上り速度(アップロード):ゲームでの入力送信、Zoomなどの映像送信、SNS投稿に関与。
- Ping値(応答速度):オンラインゲームや通話のラグに直結。数値が小さいほど良い。
この数値の評価は以下のとおりです。

楽天SIMを差し込んだモバイルルーターの速度は快適といって良い環境です。
用途別インターネット速度の目安(USENスピードテスト参考)
インターネット速度の参考値は以下のとおりです。
先頭行に私の自宅の楽天モバイルSIMをいれたモバイルルーターのインターネット速度になります。
用途 | 下り速度(Mbps) | 上り速度(Mbps) | Ping値(ms) | 解説 |
---|---|---|---|---|
私の自宅の速度 | 43.8 | 9.2 | 57.6 | |
オンラインゲーム(FPS・格闘など) | 30以上(理想100以上) | 10以上 | 30ms以下(理想は10ms以下) | 高速かつ低遅延が必要。ラグが命取りになるためPing値が最重要。 |
MMORPG・カジュアルゲーム | 10以上 | 5以上 | 50ms以下 | 多少遅延があっても問題ないが、安定性は大事。 |
動画視聴(YouTubeなど) | 5以上(HD) 25以上(4K) | 1以上 | 100ms以下 | ストリーミングには下り速度が重要。4Kは高速回線が必要。 |
ビデオ会議(Zoom・Teams) | 3以上(HD画質) | 3以上(HD画質) | 100ms以下 | 会話にタイムラグがないようにするには上下とも安定性が必要。 |
Web閲覧・SNS・LINEなど | 1〜5以上 | 0.5〜2以上 | 200ms以下 | 速度よりも接続の安定性が大切。多少遅くても支障は少ない。 |
大容量ファイルの送受信(仕事用) | 50以上 | 50以上 | 100ms以下 | 上り速度が重要。クラウドへのアップロードも高速になる。 |
私が住んでいるのは新潟の田舎です。
一般的に、基地局の数が多いほど通信速度は安定しやすい傾向にありますが、田舎でもフォートナイトやブロスタといったオンラインゲームが十分にプレイできているのが現状です。
ここでは、楽天モバイルを固定回線として運用する際のメリットや回線の安定性についてまとめました。
追記Nintendo Switchを使用される場合の注意点
Rakuten WiFi Pocket Platinum を使った Nintendo Switch の通信環境について、もう一つ注意すべき点があります。
それは、Nintendo Switch Onlineに未加入の状態では、NATタイプによる通信制限に気づきにくいということです。
たとえばスマブラやあつ森など、オンライン対戦やフレンドとの接続には Nintendo Switch Online の加入(有料)が必要です。未加入の場合、オンラインプレイの機能が使えないため、そもそも「マッチングできない」「通信が切れる」といったNATタイプ特有の問題を体験できないのです。
そのため、未加入のままPocket WiFiを使っている方は「普通に使えている」と感じるかもしれません。実際には、接続テストでNATタイプがCやDと表示されていても、影響を実感しないまま使い続けてしまうケースもあるでしょう。
オンライン対戦を本格的に使い始めたタイミングで「スマブラが繋がらない」「フレンドと遊べない」といった問題に直面し、そこで初めてRakuten WiFi Pocket Platinumの通信環境がNAT制限付きであると気づくパターンも多いようです。
→ オンラインプレイを目的にRakuten WiFi Pocket Platinumを検討している方は、事前にNATタイプの仕組みや制限について理解しておくことが大切です。
【注意】Rakuten WiFi Pocket PlatinumではSwitchのオンライン対戦ができない?NAT制限の落とし穴を徹底解説
楽天モバイルはギガ無制限!使いすぎても速度制限なし

楽天モバイルの最大の特徴は、楽天回線エリア内であれば月間データ通信量に制限がなく、ギガをいくら使っても速度制限がかからないこと。
例えば、
- YouTubeで高画質動画を長時間視聴
- DTMで大容量音源のダウンロード
- 家族全員がスマホでネット利用
これらの使い方でも速度が落ちず、通信制限がかからないのは大きな強みです。
楽天モバイル通信環境が地域によって差がある理由

楽天モバイルは都市部に多くの自社基地局を設置しており、楽天回線(Band 3)をしっかり掴める環境が整っています。
都会(例:東京23区・大阪・名古屋)の特徴
- 楽天回線にしっかりつながる
- 通信速度が安定・高速
- 建物が密集していても接続しやすい
一方、地方や山間部ではパートナー回線(auローミング)につながる場合があり、その際は月5GBを超えると最大1Mbpsに制限されます。
回線エリアを確認してみる
通信速度は時間帯や場所で変動する
楽天回線は無制限とはいえ、通信速度は利用者の多い時間帯に影響されることがあります。
- 昼休み(12:00〜13:00)や夜(18:00〜23:00)
- 鉄筋コンクリート造や地下など電波が届きにくい場所
こうした状況では、やや速度が低下する可能性はありますが、動画視聴や音楽制作に支障をきたすほどではないケースが多いです。
他キャリアとの速度制限比較表

キャリア名 | 通信制限条件 | 制限後速度 | 特徴 |
---|---|---|---|
楽天モバイル | 楽天回線なら無制限 | 制限なし | 楽天回線ならギガ無制限で使い放題 |
ahamo(ドコモ) | 月20GBまで(超過で制限) | 最大1Mbps | 20GB超過後は制限、追加料金で解除可 |
povo(au) | トッピング形式(都度購入) | トッピング終了で低速 | 使い放題プランがなく継続利用に不向き |
LINEMO(ソフトバンク) | 月20GBまで | 最大1Mbps | 20GBを超えると速度制限あり |
UQ mobile | 月3GB〜25GBの段階プラン | 最大300kbps〜1Mbps | 容量超過後の制限がやや厳しめ |

こんな人にRakuten WiFi Pocketはおすすめ!

- 家族でネット利用が多い(スマホ・PC・タブレット複数台)
- DTMやYouTubeで大量のデータ通信を行う
- 光回線の月額費用を抑えたい
- テザリングでPC作業や学習用途にも使いたい
実際に筆者は、DAWソフトでクラウドストレージに音源を保存しながら、家族は動画を見たりSNSを使ったりしていますが、通信速度の不満は一切ありません。

まとめ:光回線代わりにRakuten WiFi Pocketという選択肢

楽天モバイルは、月額最大3,278円でギガ無制限。
さらにRakuten WiFi Pocketはテザリング対応で、家でも外でも活躍するコンパクトWi-Fiです。
「光回線の代わりになる?」「DTMや在宅ワークに向いてる?」と迷っている方には、おすすめできます。

私も使用しています

コメント
検索でたどり着きました。
Rakuten Wi-Fi Pocket Platinum でswitchのオンラインゲーム、例えばスマブラに参加しようとするとNAT CまたはDとなり参加できない現象があるようです。
いろいろ検索し UPnP (Universal Plug and Play) 機能の確認・有効化: や DMZ (DeMilitarized Zone) 設定変更などしてみましたが、自験例では NAT C のままで 参加できませんでした。
スマホのテザリングだと NAT B で参加できていましたので泣く泣く戻しました。
そのあたりは検証されましたでしょうか?
コメントありがとうございます! Nintendo Switch Online未加入ですので気づきませんでした。記事に注意点ということで追記したいと思います。