ずっと放置していたスライトバーを久しぶりに引っ張りだしたのだが、中が錆びて「非常に気持ち悪い。」
そのサビだが、バーの中に指をつっこんだら「ザラザラするほど増殖している。」

指を入れるが怖い
久しぶりにスライド弾こうと思って、スライドバーをつけてみたら、「中が錆びていた」って経験をしたギタリストは、一定数いるのでは?と思います。

汗をかきますからね
スライドバー自体、このタイミングで交換ってこともできる道具ですが、愛着があるスライドバーだとクリーニングして継続して使いたいと思ったりするものです。
私は金がないので、クリーニングして使ってみようと思ったわけです。
この記事はスライドバーなどの金属パーツの錆落としの方法の記事になります。
スライドバーを復元した手順

このサイトで金属パーツの錆落とし記事は他にもあり、錆落としは「酸性ヌリッパー」がおすすめですが、

漬けおき、できる
今回サビの程度は、ちょっとサビているって感じではなく、指を突っ込むと明らかにザラザラして「かさぶた」のようになっています。
つけ置きだけでは、ちょっときついかな・・・ということで、「酸性ヌリッパー」と清掃業界御用達の研磨剤「ベストペット」も使用しました。
【10分完了】ギター金属パーツの錆をまるごと落とす方法。コスケムの酸性ヌリッパー
まずは、酸性ヌリッパーを簡単に解説します。
酸性ヌリッパーとは?

一言でいうと、強力な洗浄力をもちつつも、素材にダメージを与えない洗剤です。
サビなどの、ちょっと擦って落ちない汚れは、洗浄時素材を痛めてしまうケースが多々あります。
この酸性ヌリッパーは、ちょっと擦って落ちない汚れを効率的に落とす洗浄力があります。
さらに、
塗り置きしても素材を痛めない、すごい洗剤です。
同じ系統の洗剤ではサンポールがありますが、
建材を痛めず、塗り置きができる。これはサンポールにはないヌリッパー独自の機能です。
酸性ヌリッパーの詳しいことはこちら→酸性ヌリッパーのメリットとデメリット、掃除のプロが教える使い方ガイド
早速スライドバーの錆をおとして復元した手順です
酸性ヌリッパーでスライドバーの錆落とし

酸性ヌリッパー3倍の希釈駅にスライドバーをつけます。
「ヤクルトもどき」の容器が役に立ちました。
20分程度で取り出し、状態のチェックをしていきます。
時々、歯ブラシで中を擦っていきます。
約1時間後の状態です。

他の酸性洗剤では、これだけの時間つけ置きすると、酸焼けしてしまうのですが、この洗剤は無傷です。

黒っぽく変色したり、
虹がかかったようにモヤがでたりね。
ヌリッパーでだいぶ錆が取れましたが、
指を入れると、盛り上がった錆は落ちたのですが、ザラザラが残ります。
最終仕上げに研磨剤「ベストペット」で擦っていきます。
ちなみに、使用後の洗剤は「ただ流すのはもったいない」ので、「シンクに塗って」少し放置してから洗い流したり、「蛇口に塗って水垢を落としたり」と、ギター以外の汚れにも有効活用できます。

掃除にも使用できる。
脱線しましたが、最終仕上げの研磨剤について解説します。
仕上げに研磨

この時使用するのがベストペットです。
掃除用の研磨剤ですが、ギターにはこんな活用方法があります→【簡単でプロ並み】 エレキギターの輝くフレット磨き方法、ベトコベストペット使用
わざわざ、この研磨剤をチョイスする理由は、素材に傷をつけない安全性があるからです。
宝石類に使用される研磨剤を配合しているため、表面を傷つける心配がありません。
引用元;東栄部品株式会社
ということで、ギターパーツの金属部分の磨きに「おすすめできる研磨剤」です。
磨くときのポイントですが、「手袋やサランラップにベストペットをつけてこすること」です。
つまり、スポンジなんかの柔らかい層になったもので擦ると、スポンジが研磨剤を吸い取ってしまい、効果的に研磨作業ができません。
この場合だとゴム手袋の人差し指にベストペットを乗っけてそのままスライドバーの中を擦ればよいわけです。

ちょっと擦っただけで、スベスベになってきます。
この応用は、ステレンスシンク磨きにもおすすめです!
まだ中が黒っぽい部分がありますが、錆がスチールを腐食した部分であればこれ以上擦っても落ちませんので、これで「よし」とします。
まとめ
一番の問題だった、中のサビですが、
仕上がりはスベスベになり、気持ち悪い感じはいっさいなくなりました。
ギター関連のサビ落としで、2つの商品を揃えるのは、本体よりもコストがかかってしまう可能性がありますが、この洗剤が使用できるのはギターだけではありません。
コストが気になる人は、
力技にはなりますが、ベストペットが酸性なので、ベストペットだけでも復元可能です。
一度ギターだけではなく、家庭のシンクや陶器磨きに使用してみてはいかがでしょうか?


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