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ハンダ回収のベスト?ギターリペアにおけるハンダ吸い取り機と吸い取り線の使い分け【使い方も解説】

ハンダ吸い取り機 楽器リペア

ギターの配線修理やパーツ交換では、ハンダづけだけでなく「ハンダ回収」も必要になります。

失敗した箇所のやり直しや、古い部品の取り外しに、ハンダ回収する理由は、「パーツをきれいする」だけではなく、機能面のトラブル回避の目的があります。

ハンダが垂れて他のパーツに接触することで、音が出ないまたは、音の調整ができないトラブルにも繋がります。

ボニー
ボニー

古いハンダは吸い取るに越したことない

レノックス
レノックス

それも綺麗に回収するに越したことない

ハンダを吸い取る方法は、吸い取り機吸い取り線の2種類がありますが、どっちを使用したら良いか?悩む方に向け本記事では、

記事の内容
  • ハンダ吸い取り機と吸い取り線の使い分け方
  • 初心者向けの使い方解説

以上を解説していきます。

ハンダ吸い取り線と吸い取り機、それぞれの特徴

ハンダ吸い取り機

ギターパーツでハンダづけする箇所は大小さまざまです。

例えば、ハンダ吸い取り機で全てを網羅できるか?といったら、それは無理な話です。

同様に、ハンダ吸い取り線で全てのハンダ回収作業ができるのか?といえば不可能となります。

ボニー
ボニー

適材適所があるわけです。

どんなシーンで使い分ければよいのか?解説をします。

特徴、ハンダ吸い取り線

ハンダ吸い取り線は以下の作業に向いています。

特徴
  • 細かい作業に向いている
  • ピンポイントで吸い取り可能
  • 消耗品だが安価で手に入る

例えばこんな作業だったら・・・

向いている作業
  • ポットやスイッチの端子のハンダ除去
  • わずかに残ったハンダの仕上げ取り
  • 基板やミニスイッチの繊細な作業

使用上の注意点は・・・

注意点
  • 熱を当てすぎるとパーツを痛める
  • メッシュが焦げないようにこまめに交換

作業は温度調節機能付きハンダごてがおすすめだ。

ハンダ作業方法をお伝えしています

【初心者向け】ギター修理は自分で、ハンダ付けの基本とおすすめツール、ハンダ作業はこれで怖くない

特徴、ハンダ吸い取り機(ハンダ吸引器)

特徴
  • 一気にハンダを吸い取れるパワー
  • 繰り返し使えて経済的
  • 少し慣れが必要

向いている作業とはコチラ。

向いている作業
  • 配線のハンダを一気に除去したいとき
  • アース配線やラグ端子など広範囲な作業
  • スルーホール付きの基板のハンダ除去

注意点はコチラ。

注意点とは?
  • 強く押しすぎるとパーツがズレる可能性あり
  • 定期的な掃除が必要(詰まり対策)

ハンダ吸い取りのシーン別!どっちを使うべき?

これからハンダ作業をしようと思っていて、ハンダ吸い取り方法を悩んでいる場合は、以下の表を参考にしてください。

ボニー
ボニー

吸い取り機と吸い取り線のどちらも1000円以下で購入できます。

レノックス
レノックス

両方持っていれば安心です

シーン吸い取り線吸い取り機
ポットやスイッチの端子除去
スイッチ全体のやり直し○(仕上げ)◎(メイン)
アース線の太いハンダ除去
ミニスイッチなど繊細パーツ
ハンダが少量
ハンダが大量

ハンダ吸い取り線の使い方

ハンダ吸い取り機

ハンダ吸い取り線の使用方法はホント簡単です。

ただし吸い取りが終わるまでハンダ熱がパーツに加わることになりますので、加熱しすぎに注意です。

ボニー
ボニー

作業工程は以下のとおりです!

作業工程
  1. ハンダ除去したい箇所に吸い取り線を置く
  2. その上からハンダごてを当てて加熱
  3. ハンダが吸われたらすぐにコテと線を一緒に離す
  4. 黒くなった部分はカットして新しい部分を使用

使用方法

ハンダ吸い取り機

ハンダ吸い取り線を吸い取りたいパーツの上におきます。

ハンダ吸い取り機

ハンダ吸い取り線を熱して、パーツのハンダを溶かします。

毛細管現象により、吸い取り線にハンダがみるみると吸い取られていきます。

ハンダ吸い取り機

吸い取り機よりも作業は簡単です。

ハンダ吸い取り線は思った以上に消費しますので、ハンダ吸い取り機と併用するのがおすすめです。

ボニー
ボニー

仕上げをハンダ吸い取り線にするとかね。

レノックス
レノックス

吸収力が悪いときは、少しだけ新しいハンダを追加すると吸いやすくなります。

ハンダ吸い取り機の使い方

ハンダ吸い取り機

ハンダ吸い取り機の使用方法は以下の通りです。

    使い方
    1. 吸い取り機のピストンを押し込んでセットする
    2. ハンダごてでハンダをしっかり溶かす
    3. すぐに吸い取り機の先を近づけてボタンを押す
    4. 「ポンッ」と音がしてハンダが吸われる
    5. 必要に応じて繰り返す。詰まりや焦げはこまめに掃除

    使用方法

    スッポンのピストンを押し込み吸い取り準備です。

    ハンダ吸い取り機

    ハンダを溶かします。

    ハンダ吸い取り機

    多少のタイムラグがあっても吸い取ります。

    ボニー
    ボニー

    バタバタして火傷にしないように。

    ハンダ吸い取り機


    溶けきっていないうちに吸おうとすると、うまく吸えません。

    ボニー
    ボニー

    タイミング命

    吸い取り線よりも回収率は良いです。

    ハンダ吸い取り機

    パーツにピッタリ密着させられるところは、驚くほどの回収率です。

    今回使用した道具は2000円のセットです

    ハンダ吸い取り、よくある失敗と対策まとめ

    以下はハンダ吸い取りがうまくできない場合のチェックポイントです。

    よくある失敗原因解決法
    吸えない/吸い残し熱が不十分コテをしっかり密着させる・新しいハンダを少し追加
    部品が焦げる熱を当てすぎ5秒以内で離す・こまめに休憩を入れる
    スッポンが詰まる溶けたハンダが固着定期的に掃除する・先端チューブも点検
    メッシュが焦げつくタイミングが遅い「吸えた瞬間」に線とコテを一緒に離す

    プロのテクニックで仕上がりUP!

    うまくいかない時や効率をあげたい場合は以下を試してください!

    コツ
    • フラックスを併用すると吸い取り効率UP
    • ハンダが少なすぎると熱伝導が悪いので、あえて少しハンダを追加してから吸う
    • 吸い取り後はパーツをよく冷ます&位置ズレがないか確認する
    ボニー
    ボニー

    フラックスとはハンダ作業の補助剤です

    おすすめハンダ吸い取り線3つ

    ギターで使用するなら以下の3つを押さえた商品がおすすめですよ!

    おすすめ要素3つ
    • 幅の選択:ギター配線作業では、2.5mm程度の幅が使いやすいとされています。
    • フラックスの有無:フラックスが含まれている吸取線は、はんだの吸収効率が高く、作業がスムーズになります。
    • 長さとコスト:作業量に応じて適切な長さを選び、コストパフォーマンスも考慮しましょう

    goot(太洋電機産業)CP-2515

    幅2.5mm、長さ1.5mのハンダ吸取線で、鉛フリーはんだにも対応しています。

    平らに編まれた吸取線は柔らかく、基板になじみやすいため、効率よく熱を伝え、はんだを早く吸い取ることができます。

    ユーザーレビューでは、「ギター改造用だと細かい基板に比べ半田1ヶ所当たりの量も多いので、2.5mmが一番使いやすい」との声があります。

    Montreux(モントルー)No.1676

    ギターリペアパーツを多く手がけるMontreuxのハンダ吸取り線です。

    長さ1mで、ギター配線時のはんだ除去に適しています。

    価格は550円(税込)ほどですよ。

    ツールカンパニーストレート 19-197

    幅2mm、長さ約1.5mのハンダ吸い取り線で、ステンレスの口金付きケースに収納されています。

    持ちやすく、作業中も指先が熱くなりにくい設計です。

    価格は288円と手頃で、コストパフォーマンスに優れています。

    おすすめハンダ吸い取り機

    ハンダ吸い取り機

    ENGINEER SS-02(エンジニア)は、いわゆる「スッポン」と呼ばれる手動式ハンダ吸取器の中でも特に評価が高い製品です。

    ボニー
    ボニー

    ちょっと高いけど迷ったならこれ

    他製品との違いや特徴を、以下の視点から詳しく解説します。

    ENGINEER SS-02 の特徴とメリット

    特徴内容
    シリコンノズル採用他製品がテフロンやプラスチック製チップなのに対し、SS-02は柔軟な耐熱シリコンを採用。
    これにより基板の凹凸やパーツの形状に密着しやすく、吸引効率が高い。
    軽量・コンパクト直径20mm × 長さ190mm、約55gの軽量設計。片手でも扱いやすい。
    吸引力が強い内部スプリングの構造がしっかりしており、同クラスの手動ポンプより弾きが強く、吸引力も高め
    交換部品ありノズル(SS-10)などの交換パーツが単体で販売されており、長期使用にも対応。

    他のスッポンタイプとの違い

    製品名特徴ENGINEER SS-02との違い
    goot GS-100定番のスッポン。プラ製ノズル。
    しっかりした構造で安定感あり。
    ノズルが硬くて熱に弱め。凹凸への密着度や安全性はSS-02が上。
    HAKKO 18Gコスパ重視モデル。軽量。
    先端パーツ交換可。
    吸引力や構造はシンプルで、密着性はSS-02に劣る。初心者向け。
    銀と青のタイプ非常に安価。構造も簡易。
    多数のメーカーからでている。
    耐久性や吸引力は価格なりで、シリコンノズルのような柔軟性なし。使い捨て感覚。
    銀と青のタイプとはコチラ

    おすすめ商品まとめ

    ボニー
    ボニー

    パーツに熱を加えすぎると壊れるかも・・・

    であれば、優れた吸い取り機でサッと回収がベスト

    • ENGINEER SS-02 は、手動スッポンタイプの中でも「密着力・吸引力・耐熱性」で頭ひとつ抜けた存在です。
    • 特にギターリペアのように「場所が狭い」「基板が微妙に浮いている」ような場面に強いので、はじめての1本として非常におすすめできます。

    まとめ

    ハンダの除去は、道具の使い分けとちょっとしたコツを覚えれば初心者でも失敗しにくくなります。

    • 吸い取り線 → 細かく丁寧な作業に最適
    • 吸い取り機 → 大量除去や配線の一括剥がしに最適
    • 両方持っておくと安心!

    配線のリペアを快適に進めるためにも、自分に合ったハンダ除去アイテムを見つけてくださいね!

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