本業がビルクーリング業の社畜です、仕事をしていてこの洗剤ってギターにも使えるのでは、というよりもギター専用のクリーナーより、よっぽどコスパがよいのでは?
と感じることがあります。
その中の1つが酸性ヌリッパーです。
当ブログでは酸性ヌリッパーを使用したギターパーツのサビ落とし例をいくつか紹介してきました。
今回もテレキャスターのブリッジのサビを落としたいと思います。
酸性ヌリッパーの実力

クリーニングってタイミングが遅れると素材を痛めてしてまいます。
クリーニング=美観回復ではなく、
その本質はクリーニング=建材の保全であります。
ギターパーツも同様で例えば、金属パーツの錆を放置すると金属が錆により腐食して、錆を落とすことが困難になります。
自動車の足回りのサビを連想してもらうとわかりやすいと思います。
汚れは素材を劣化させます。
とはいえ、サビ落としで、面倒な作業をしたくない、たとえばサビ落とし剤を吹きかけて手作業で磨くとか、
そもそもギター専用のサビ落とし剤は少量で尚且つ高いと感じませんか、そこで、掃除のプロ御用達洗剤でコスケムの酸性ヌリッパーがおすすめです。
酸性ヌリッパーのメリットとデメリット、掃除のプロが教える使い方ガイド
ビフォーアフター

早速、酸性ヌリッパーを使ったビフォーアフターです。
このブリッジの汚れは白サビとホコリです。

10年ほど全く掃除していません。
パーツを外す手間はありますが、5分ほどの作業でこのようにスッキリします。
なぜ私は金属パーツのクリーニングに酸性ヌリッパーを使用するのか解説します。
なぜ酸性ヌリッパーか?

ギターのサビ落とし剤はシャイニーマンとかありますが、あの量で1300円は高いだろ・・・

流石に買えない・・・
このヌリッパーは先ほどの汚れであれば、946ml2500円を50倍で使用できます。
本来の用途は、掃除用なのでもちろん家庭の汚れにも使用できます。
大容量+多様性、「コスパがよい」とは、このことではないだろうか。
家庭の素材に使用するものを楽器に持ち込むのは違うだろ?って思う方も一定数いらっしゃると思います。
家庭の素材も楽器も同じです。
清掃業社は他人の備品を傷や素材を痛めたりしないよう細心の注意を払って、使用する洗剤などを選定しています。

清掃で素材を痛めるは、弁償やクレームになるからね
ギターだからとかではないのです。
酸性ヌリッパーとは?

酸性ヌリッパーは、ガンコなサビや水アカを強力に落とす業務用の酸性洗剤です。

風呂やシンクの汚れに最適です
鉄製品や金属表面に付着したサビに効果を発揮し、短時間でサビを浮かせて除去します。
刷毛やスポンジで塗ってしばらく置くだけという、素人でも扱いやすい簡単な使用方法が特長。
サビ落としを探している方にとって、強力かつスピーディに作業できる頼れるアイテムです。
使用後は水でしっかり洗い流すだけで作業完結します。
酸性ヌリッパーの安全性
酸性ヌリッパーは、金属面のサビ落としに特化した安全性の高い洗剤です。
例えば、サンポールなど一般的な酸性洗剤を長時間つけ置きすると「酸焼け」して金属表面を傷めることがありますが、ヌリッパーは適度な酸性バランスで金属を傷めにくい設計。

液体の色はサンポールに似ていますが、全くの別物
塗って少し置くだけでサビを浮かせ、元の金属の質感を保ちながらきれいに仕上げることができます。
サビ取り初心者にも安心して使えるアイテムです。
酸性ヌリッパーの作業手順

酸性ヌリッパーはクリーニング業界で、人気の水垢落とし洗剤になります。
その人気の理由は、使いやすいくさらに素材を痛めない、安全性です。
とはいえ、
劣化した素材や、塗装面は痛めしまうデメリットもあるので、実際自分のギターに使用できるのか確認してから購入することをおすすめします。
作業工程は以下の通りです。
- 素材確認
- パーツを外す
- 希釈液を作る
- 漬けおき
- すすぎ、拭き取り
- 復旧
まず確認

注意点は、塗装されたパーツやメッキがハゲているパーツは素材の劣化につながります。
この確認を怠ると素材を痛めてしまうかもしれません。
パーツを外す

ヌリッパーのメリットはパーツをドブ付けできること。
それにより隅々まで、汚れを落とすことができます。

どぶ漬けで隅々までキレイになる
ブリッジなどの細かいパーツにヌリッパーは抜群のパフォーマンスです。
ギターノブ、ブリッジは本体から外してから、希釈液につけます。
希釈液を作る

希釈濃度ですが、経験上この程度の汚れであれば、50倍で十分です。
50倍の原液量はほんのちょっとです。
計量カップがあると便利です、原液1に対して水が45の割合が50倍希釈になります
本来は10倍からですが、ギターの白サビ程度であれば50倍でOKです
つけ置き

この程度のサビであれば5分間つけます。

汚れの具合や汚れの種類で濃度を変更できる
つけ置きしても素材が焼けないのが酸性ヌリッパーを安心して使用できる理由。
すすぎ、拭き取り

ヌリッパーの付け起き後はパーツが酸性に傾いていること、洗剤分が残っているで、十分すぎる量の水ですすぎましょう。
つけおき後汚れが柔らかくなって残っている場合があります。

この拭き上げ工程では、その汚れと水分を拭き取ることができます。

汚れは柔らかくなっている。

この工程は仕上がりを決める、一番重要な作業になります。
復旧

パーツを元通りの場所につけていきます。
私は、サビ予防とネジがスムーズに可動するように、鉱物油を指します、この辺はお好みでよいかと。

まとめ
今回はブリッジの汚れ、ホコリや白サビが5分で解消する方法、酸性ヌリッパーでクリーニングをお伝えしました。
この酸性ヌリッパーはギター以外にも、家庭の水回りの汚れ落としにも使用することができます。
最近、玄関のタイルをサンポールで洗っている動画を目にすることがありますが、サンポールではなく、この酸性ヌリッパーを使用する方が建材に対して安全です。
あとは、年末の大掃除などにも大いに役立ちます。
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