私のレスポールサウンドはジミーペイジのようなトレブルの効いた抜けの良い音がでません。
そこで今回は抜けの良い音を目指し配線財をBELDEN 8503からGavitt ビンテージクロスプッシュバックに変更しようと思います。

見た目も、ビンテージに一歩近づくこと間違いなしです。
とはいえ、Gavitt ビンテージクロスプッシュバックのような布皮膜のリード線は初めて扱うので施工にちょっと不安です。
この記事では、施工実例とサウンド変化の感想をお伝えします。
Gavitt ビンテージクロスプッシュバックでどう変わった

ここからはあくまでも私の感想になりますが、
Gavitt ビンテージクロスプッシュバックでサウンドがどうかわったのか?ですが、
結論
配線間違えたのっていうくらい、音の抜けがよくなりました。
このタイミングでポッドを2つ交換したので、それと相まってなのか、
嘘のような変化でハイが驚くほどでるので、正直扱いにくくなったと感じるほど変化がありました。

繰り返しですが、配線間違いしたの?ってくら違う
購入した当時の配線→BELDEN 8503→Gavitt ビンテージクロスプッシュバックという流れですが、内部リード線は変化しています。
BELDEN 8503に変えたときよりも衝撃的に音の変化は大きいです。
ノイズはBELDEN 8503と体感的には思ったほど気になりませんでした。
音の変化は感じないというレビューもありますので、あくまでも個人的な感想です。
購入した商品紹介

ルシアーオブジャパン Gavitt製 ビンテージクロスプッシュバックワイヤー 7本撚線 AWG22 セット 各色1m (ホワイト・ブラック・イエロー 3色セット)を使用しました。
レスポールの内部配線として使用するには、十分の長さがあり、1000円ほどなのでコスパは良好です。
どんな用途に使われているかというと、当たり前ですがギターの内部配線(特にパッシブ回路)で人気です。
最も多い用途がこれです。
- ストラトキャスター、テレキャスター、レスポール系の内部配線
- ピックアップ → ボリューム/トーンポット → セレクター → 出力ジャック
といった経路に使用されます。
ビンテージクロスプッシュバックワイヤーを選択する理由はやはり、「ヴィンテージギターの再現」や「クラシックな質感のDIY配線」です。
特にフェンダー系ギターでは、1950〜60年代のオリジナルモデルがこの布巻きプッシュバックワイヤーを使っていたため、ルックス面でも再現性が高いです。

ビンテージクロスプッシュバックワイヤー施工性は?

配線材でリペア難易度は変化します。

例えば、この配線だとメッキ済みなので、予備ハンダが不要です。

画中のシールド線だと工数が増えるしね
ルシアーオブジャパン Gavitt製 ビンテージクロスプッシュバックワイヤー 7本撚線 AWG22 セット 各色1m (ホワイト・ブラック・イエロー 3色セット)の施工性を解説します。
施工してみて

実際に使ってみてまず戸惑ったのは、リード線の先端がロウで固められている点でした。
ビニール被覆のようにカッターで剥くわけにもいかず、「どうやって導線を出せばいいのか?」と最初は少し迷いました。
ところが、少し先端を曲げたりつまんだりしているうちに、ロウが体温や摩擦でわずかに柔らかくなり、布巻きの部分を“押し戻す”だけで簡単に導線が出ます。
このとき、導線自体もすでに錫メッキされているため、酸化の心配がなく、ハンダ付けも非常にスムーズ。

余計な下処理の手間がいりません。
また、ワイヤー自体が7本撚線構造で適度なコシがあり、針金のような感触。
そのため、レスポールのように長いキャビティの中を這わせる際も、途中でたわんだり出口で迷ったりすることがなく、スルスルと配線ルートを通せました。
ハンダのノリ、形状保持性、布巻きの質感すべてが良好で、「これならまた使いたい」と思えるほどの扱いやすさです。
特に初めてビンテージクロスワイヤーを使う人でも、一度コツをつかめば扱いやすく、見た目も美しく仕上がると感じました。
ビンテージクロス線を使う際のコツ(実際に使ってみて感じたこと)

ビンテージクロスは、扱い方にはちょっとしたコツがあります。

ビニール皮膜になれているとちょっととまどいます。
初めて使ったときは、ビニール被覆のように“剥く”感覚でカッターを当ててしまいがちですが、これは逆効果。
布巻きがほどけやすくなるので注意が必要です。
このタイプは「プッシュバック」という名の通り、布被覆を指で押し戻すだけで導線が出てくるのが最大の特徴。
最初はロウが固くて動かしづらく感じても、指先で少しこすってやると柔らかくなり、スッと引っ込んでくれます。
その動きに慣れてくると、ストレスがありません。
また、導線自体がすでに錫メッキされているので、ハンダのノリが非常に良いです。
思った以上に、パーツへの接続が簡単でした。
ハンダを盛りすぎずに施工できました。

まとめ
今回、BELDEN 8503からGavitt ビンテージクロスプッシュバックに変更してみて、サウンドも見た目も狙ったとおりに変化しました。
使用した工具は
商品名 | 価格目安 | 関連サイト |
---|---|---|
Gavitt ビンテージクロスプッシュバックワイヤー AWG22 3色セット | 1,380 円 | 【ギター配線悩んだらこれ】ルシアーオブジャパン Gavitt製 ビンテージクロスプッシュバックワイヤー |
HAKKO FX600‑02 ダイヤル式温度制御はんだごて | 約4,200〜7,150 円 | ギターリペアの最強はんだごて、白光(HAKKO) ダイヤル式温度制御はんだこて FX600-02 |
goot ST‑11 はんだこて台 | 約700〜1,500 円 | |
goot SD‑85 鉛入りはんだ φ1.2mm 約2.6m | 約300〜400 円 | |
はんだ吸取器 | 約1000〜1,600 円 | 格安ハンダセット同封のもの 2000円ハンダごてセットはギターリペア初心者におすすめ。温度調節機能付きLesimoll はんだごてセットレビュー |
ラジオペンチ | 約2,900 円 | |
精密ピンセット 極細タイプ | 約698 円 | 格安ハンダセット同封のもの 2000円ハンダごてセットはギターリペア初心者におすすめ。温度調節機能付きLesimoll はんだごてセットレビュー |
まず音に関しては、トレブルの抜けが格段に良くなり、ジミー・ペイジのような感じに一歩近づいた印象。
ポッドを交換したのもの関係しているのか、ハイが強く出すぎて戸惑うほどでした。
特にクリーントーンでは、音の粒立ちがはっきり分かるようになりました。
施工性に関しても、最初こそ布巻き特有の扱いに戸惑いましたが、コツをつかめば非常にスムーズ。
布を押し戻すだけで導線が出るため、カッターを使う手間もなく、ハンダのノリも良好です。
7本撚線構造のしっかりしたコシのおかげで、配線ルートを整えやすく、作業後の見た目も美しく仕上がります。

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