この記事は、カビ対策にサーキュレーターが効果的であるという記事です。
現代の家づくりでは、気流の重要性が見落とされがちです。
しかし、気流がなければ室内にカビが発生しやすくなり、健康を害する恐れがあります。
そこで、サーキュレーターを活用して室内に気流を作り出し、カビの発生を防ぐ方法をご紹介します。
いくら良い家でも「カビ臭い」「アレルゲンが漂っている」では、せっかくの家作りの結果が「健康を害し、建材は痛む」結果になりますよね?
気流がないからカビる、だからサーキュレーター必須
私は子供の頃、有名ハウスメーカーの家に住んでいました。
当時は気密が良い先進的な家だったのではないかと思います。
今の家もそうですが、確暖房をつければすぐに温まりますし、生活しやすい環境でした。
しかし、窓は結露とカビ、クローゼットの中はカビ、冬場の父の仕事は朝はから結露拭きでした。
家作りは、室内気密の向上と並行して、気流と換気も考慮することが重要ではないかと考えます。
生活しやすいと、健康的に生活できるは別問題。
健康的生活のポイントは家電活用、気流ならサーキュレーターを活用することだと私は考えます。
気流がカビ対策に必要な理由
例えば、クローゼットの中や衣装ケースの裏がカビることありませんか?
壁と衣装ケースの間4cmあけると、カビ対策に効果的とは言いますが、荷物が多い家だと隙間を開けることは難しいですよね。
本当の効果は、その隙間に空気が回ることが前提です。
湿気は家の中の温度と外気の温度差の衝突により発生します。
その温度差はしかたないですね?
そこで、温度差により発生した湿気をサーキュレーターで作り出した気流により、飛ばしたらどうかという提案です。
室内の気流は快適な空気環境に必須と私は考えます。
そして、現代の家に気流は家電で作り出すしかないと思います。
室内には気流がない検証
とはいえ、本当に室内に気流がないか試してみましょう。
図中、A、B、Cに環境測定で使用する気流計を設置して気流を計測してみます。
部屋の角でカビやすい部分を測定しました。
測定地点 | A | B | C |
気流m/s | 0.00 | 0.00 | 0.01 |
気流単位のm/sは一秒間に進む気流のことです。
1.0m/sであれば1秒間に1m気流が進むことです。
測定結果では、「ABCで気流はない」ことがわかります。
サーキュレーターは、カビ対策に有効
ホコリはカビの餌になります、例えばサーキュレーターで気流を作ることで、ホコリ溜まりは予防できます。
部屋の角は湿気ぽいです、そして床付近は湿っぽいと感じませんか?
サーキュレーターを使用することで、湿気を飛ばすことができます。
ホコリが湿気にくっつくと、「カビが繁殖する環境ができあがります。」
サーキュレーターであれば、「押し入れ」「浴室」「下駄箱」カビやすいポイントに気流で湿気を飛ばすことができます。
さらに、電気代も安価でコンセントを差し込むだけで使用できるので、お手軽に試すことができます。
サーキュレーター使用で気流はどう?検証
とはいえサーキュレーターって本当に効果あるの?気になると思います。
サーキュレーターを起動して、先ほどと同じ測定地点で計測をしてみます。
サーキュレーターは置き場所で室内気流に差が出ます、部屋の中心部分に設置すると隅々まで気流が回りやすいです。
測定地点 | A | B | C |
サーキュレーターなしの気流m/s | 0.00 | 0.00 | 0.01 |
サーキュレーターありの気流m/s | 0.00 | 0.07 | 0.08 |
A地点はキッチンのレンジフードが邪魔をしてサーキュレーターの気流が阻害されます。
キッチンの周辺は大変カビやすい環境ともいえます、対面キッチンは空気の流れが悪いともいえます。
検証の結果サーキュレーターで気流を起こすことできることが確認できました。
【重要】サーキュレーターで暖房効率アップは置き場所次第、空気環境測定士解説
カビ対策は気流だけではないポイント3選
私はカビ対策に以下の3つが重要だと考えます。
- 清掃
- 乾燥
- 気流
例えば、カビが生えやすい環境といえば浴室ですが、「清掃と気流で乾燥させること」で予防することができます。
カビの栄養源を清掃で取り除くってこと。
この気流と乾燥は、家電に頼るしかないのが昨今の家作りの特徴だと考えます。
気流のない今の家、だからサーキュレーター必須
一昔前は、風通しを重視した家作りでした。
昨今の建物はプライバシー性と気密性が重要視されて、室内に気流がない作りです。
私も70年代に建てられた家に住んだ経験があります。
同じ町内で引っ越しをしたのですが、歩いて50mほどの家がその70年代に建てられた家でした。
昨今の家作りと一昔前の違い
歩いて50mの距離なのに、風通しはまるっきり違いました。
70年代に建てられた家は、夜寝るとき夏でも涼しく、エアコンを使用したのは10日もないと記憶しています。
窓を開けると寒いくらいに風が抜けます。
大手ハウスメーカーは、風が抜けず毎日エアコンを使用していました。
暑苦しくて寝ることができません。
風通しへの認識は今と一昔前では、だいぶ違います。
とはいえ窓を開けるとどうなる?
窓を開ければ、ホコリやチリさらにカビが入り込んできます。
一昔前は、朝になると窓をあっけぱらい室内の換気をしていました。
現在このような毎日室内の空気の入れ替えを、窓を開けて行う人はすくないではないでしょう。
だからこそ多くの人が空気清浄機を使用しています。
家電を使用してコントロールがいる時代
今の家は家電なくして快適に過ごせない作りになっています。
エアコン、空気清浄機は当たり前のように使用されていますが、「気流は盲点」ではないでしょうか?
カビ対策に4cm隙間をつくるという話ですが、室内で気流がある場所は室内ドアのしたのアンダーカットです。
隙間を作ることは重要です。
隙間があっても通気として機能するかは別問題です。
そこで間違いなく気流を作ることができる、サーキュレーターを使用してみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか、昨今の家作りには家電はかかすことができない作りになっています。
特に室内気流は見落とされがちだと思います。
快適に健康的に暮らすためには、生活に家電を取り入れること、そしてサーキュレーターを使用してみるこをおすすめします。
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