指板の汚れが我慢できなくなってきたので、この度フレットバターを購入しました。
以前は指板の汚れ落としにレモンオイルを使用し、ローズウッドの指板が白っぽくなってしまいました。
その経験から木部の汚れ落としは敬遠してきました。
私の本業はビルメンテナンス業でして、木部の汚れ落としの難しさは痛感しています。

変色したり、カサカサになったりね。
間違ったアプローチをすると、はっきりと結果に出てしまうのが木製品の特徴です。
フレットバターは安全に使用できると期待して購入しました。
- フレットバターはクリーナー液が染み込んだ布製品

その効果のほどは?

クリーナーに迷ったら、
これ買っておけば間違いない。
この記事ではフレットバターでのクリーニング写真の実例を紹介しながら、その特徴を解説していきます。
フレットバターとは?その実力を検証


ツヤがないね・・・
手垢がきたない
フレットバターは指板の汚れを一掃するだけの効果があります。

落とせる汚れの種類は以下のとおり。
- 指板の汚れ: 長期間たまった汚れや皮脂、汗による黒ずみ
- フレットの汚れ: チョーキング時に付着する汚れ
- 手垢: 演奏中に付着する手の油分や汚れ
上記の画像は手垢みたいなのが、層になって本当にきたないです。
私ごとですが、手は脂性です。
自分が触ったものは、なぜか油ぎってしまいます。
スマホ、キーボード・・・触るものに脂がつきます。
となればギターの指板は相当オイリーな状態どころか、手垢に脂がコーティングされ汚れの層と化しているわけです・・・

これが落ちれば、気分がすっきりする

あと指板に艶がないから、艶がでてほしいかな
【結論】汚れは落ちます、ツヤもでます

フレットバター使用して感じたことをまとめていきます。
まず、仕上がりは大変満足です。

- 汚れは落ちました
- 乾燥ぎみだった指板が潤っています
フレッタバターは、液タレするほど、湿っているではありません、思ったほど濡れてない。

甘く良い匂いでした。
そのため、よく刷り込みながら指板に塗る必要があります。
汚れを落としたい場合は、その湿り気が揮発する前に拭き取る必要があります。
空調が効いた乾燥した部屋は揮発しやすいため、「作業環境としては、おすすめできないと感じました。」

暖房を消した。
拭き取るときも、けっこうガシガシこすらないと汚れが落ちないかんじです。

2回作業した結果がこちら

フレットもこのように「くすんだ青サビっぽい感じ」がとれスッキリします。
なにより、指板に「ツヤが戻り」ギターが蘇った感じが気持ちいいです!
フレットバターの使用方法

使用方法を解説していきます。
用意するものは、フレットバターとタオルのみです。
- ギターの弦を外す
- フレットバターで指板全体を軽く拭く
- 折りたたんだタオルやクロスで、ナットから最終フレットまで一気にこする
- タオルが汚れで黒くなるので、きれいな面を使って繰り返す
- 汚れがつかなくなったら終了

フレットバターのクリーナー液を指板に塗る感じ。

使用後はすぐにパッケージのチャックを閉めてね。

薬剤が乾燥しないようにね。
- 使用後はすぐにパッケージのチャックを閉め、乾燥を防ぐ
- 薬剤が乾燥すると使用できなくなるため、適切な保管が重要
コストパフォーマンス
価格は1,200円〜1,300円程度となっています。
これが1回きりだと随分高い商品だと認識してしまいますよね?
実際は繰り返し使える商品で、数本ギターを所有しているかたにもおすすめできます。
- 1枚で約20回使用可能
- マスキングテープやコンパウンドが不要
- 月1回の弦交換時に使用する場合、約20か月(1年8か月)使用できます
フレットが綺麗に、演奏などへのメリット
フレッタバターは指板の汚れ除去だけではなく、フレットの汚れも除去することができます。
フレット磨きというと、マスキングや、フレット磨き用プレートで、
一本一本磨くという手間のかかる作業ですよね?
社会人ギタリストは、それより演奏したいじゃないですか?
このフレットバターは塗布して拭き取るだけ。

ただ指板と一緒に磨くだけ。

弦交換のついでに使用できるね
フレットの汚れを除去することにより、以下のメリットがあります。
- フレットの光沢が向上し、チョーキングがスムーズになる。
- 指板が潤い、ヒビや割れを防ぐ効果がある。
- サウンドがクリアになり、弾き心地が向上する。
いろいな効果があるフレットバターですが、以下の注意点を守ることでその効果が発揮します。
注意点
フレットバターは手軽使用でき、コスパもよい商品ですが、その真価を発揮するためには以下に注意することが重要です。
- メイプル指板の場合、塗装に剥がれや欠けがある場合や、オイルフィニッシュの場合は黒ずむ可能性がある。
- 使用後はすぐにパッケージに戻し、乾燥を防ぐ必要がある。
- 使用直後はベタつきが残るため、しばらく演奏を控えるのが望ましい。
まとめ
フレットバターは、弦交換のタイミングで定期的な汚れおとしに非常に使い勝手がよい商品です。
メンテナンスに取り入れてはいかがでしょうか?
そして、中古楽器を買ったりすると、やっぱり前のオーナーが使っていたってことでクリーニングしたいじゃないですか?

あと、人に貸した後とかね。
そんな時に手軽にクリーニングできますので、ぜひお試しあれ。
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