ローズウッド指板の汚れが我慢できなくなってきたので、この度フレットバターを購入しました。
レモンオイルは持っているのですが、以前使用した結果、指板が白っぽくなってしまいました。
その経験からレモンオイルは敬遠してきました。
私の本業はビルメンテナンス業でして、木部の汚れ落としの難しさを痛感していて、

木材は反ったり、ささくれができやすい
間違ったアプローチをすると、はっきりと結果に出てしまうのが木製品の特徴です。
フレットバターは安全に使用できると期待して購入しました。
- フレットバターはクリーナー液が染み込んだ布製品
結論からいうとローズウッドなどの指板の汚れと乾燥に悩んでいるなら、フレットバターはおすすめです。
この記事ではフレットバターでのクリーニング写真の実例を紹介しながら、その特徴を解説します。
さらに、
「なぜ私がフレットバターを選んだのか、その『プロとしての理由』も後半で解説します」
フレットバターとは?その実力を検証

購入してから10年、1回もクリーニングしていない指板です。
フレットバターは指板の汚れを一掃するだけの効果があります。
- フレットの汚れ: チョーキング時に付着する汚れ
- 指板の汚れ: 長期間たまった汚れや皮脂、汗による黒ずみ
- 手垢: 演奏中に付着する手の油分や汚れ

指板の保湿も同時にします
上記の画像は手垢みたいなのが、層になって本当にきたないです。
私ごとですが、手は脂性です。
自分が触ったものは、なぜか油ぎってしまいます。
スマホ、キーボード・・・触るものに脂がつきます。
となればギターの指板は相当オイリーな状態どころか、手垢に脂がコーティングされ汚れの層と化しているわけです・・・
【結論】フレットバターの効果、汚れは落ちます、ツヤもでます

10年溜まりに溜まった汚れでのレビューですが、仕上がりは大変満足です。

- 汚れは落ちました
- 乾燥ぎみだった指板が潤っています
一見、ただの黒ずみに見えますが、これは皮脂と埃が層になった状態。
ビルメンの現場でも一番厄介な汚れです。
フレットバターで、この複合的かつ蓄積した汚れを落とすことができます!
フレットバターの使用感
フレッタバターの使用感は、液タレするほど、湿っているではありません、思ったほど濡れてない。

甘く良い匂いでした。
そのため、よく刷り込みながら指板に塗る必要があります。
汚れを落としたい場合は、その湿り気が揮発する前に拭き取る必要があります。
空調が効いた乾燥した部屋は揮発しやすいため、「作業環境としては、おすすめできないと感じました。」
拭き取るときも、けっこうガシガシこすらないと汚れが落ちないかんじです。

2回作業した結果がこちら

フレットもこのように「くすんだ青サビっぽい感じ」がとれスッキリします。
なにより、指板に「ツヤが戻り」ギターが蘇った感じが気持ちいいです!
フレットバターの使用方法

使用方法を解説していきます。
用意するものは、フレットバターとタオルのみです。
- ギターの弦を外す
- フレットバターで指板全体を軽く拭く
- 折りたたんだタオルやクロスで、ナットから最終フレットまで一気にこする
- タオルが汚れで黒くなるので、きれいな面を使って繰り返す
- 汚れがつかなくなったら終了
フレットバターはクリーナーが染み込んだクロスなので、乾燥してしまうと繰り返し使用できません

1枚で20回使えるよ!
- 使用後はすぐにパッケージのチャックを閉め、乾燥を防ぐ
- 薬剤が乾燥すると使用できなくなるため、適切な保管が重要
フレットバター、どんな人におすすめか?
結論としては、
- 弦交換の都度、使用する、ライトな使い方
- 汚れが溜まってから使用する、ヘビーな使い方
どちらもOKという感じです。
指板オイルは持っているが使用感がイマイチで何年も消費せず、化石化した経験のユーザーにはおすすめできる商品です!
フレットバターが使える指板材とは?
今回使用したのはローズウッドでしたが、以下の素材でフレットバターを使用できます。
ローズウッド|メイプル|エボニー、全ての指板に安心してお使い頂けます。
メイプル指板の場合、塗装に剥がれや欠けがある場合や、オイルフィニッシュの場合は黒ずむ可能性がある。
引用元;キラーギターズ
【コスパ最強】フレットバター1枚で何回使える?
価格は1,200円〜1,300円程度となっています。
これが1回きりだと随分高い商品だと認識してしまいますよね?
実際は繰り返し使える商品で、数本ギターを所有しているかたにもおすすめできます。
- 1枚で約20回使用可能
- マスキングテープやコンパウンドが不要
- 月1回の弦交換時に使用する場合、約20か月(1年8か月)使用できます
フレットが綺麗に、演奏などへのメリット
フレッタバターは指板の汚れ除去だけではなく、フレットの汚れも除去することができます。
フレット磨きというと、マスキングや、フレット磨き用プレートで、
一本一本磨くという手間のかかる作業ですよね?
このフレットバターは塗布して拭き取るだけ。
フレットの汚れを除去することにより、以下のメリットがあります。
- フレットの光沢が向上し、チョーキングがスムーズになる。
- 指板が潤い、ヒビや割れを防ぐ効果がある。
- サウンドがクリアになり、弾き心地が向上する。
いろいな効果があるフレットバターですが、以下の注意点を守ることでその効果が発揮します。
フレットバターのデメリット・注意点|「よくない」と言われる理由
フレットバターは便利な反面、使い方や指板の状態によっては次のようなデメリット・注意点があります。
- メイプル指板は黒ずむ可能性がある:塗装に剥がれや欠けがある場合、オイルフィニッシュの場合は変色するリスクがあります
- 液が乾燥すると使えなくなる:使用後すぐにパッケージのチャックを閉めないと、クリーナー成分が揮発して劣化します
- メッキパーツには使用不可:メッキが剥がれる原因になるため、指板・フレット以外への使用は避ける必要があります
- 一度で完全には落ちない汚れもある:長年蓄積した汚れは、1回の使用ではなく複数回の拭き取りが必要になる場合があります
「よくない」という声が出る背景には、こうした注意点を知らずに使ってしまい、期待した効果を得られなかったケースがあると考えられます。

逆に言えば、上記のポイントを守れば大きな失敗は起きにくい商品です。
【プロの視点】なぜレモンオイルではなく「フレットバター」なのか
ここで少し、本業であるビルメンテナンス(清掃のプロ)の視点から、なぜ私がこれほどフレットバターを推すのか、その理由を3つのポイントで解説します。
1. 「溶剤」で溶かすか、「界面活性剤」で浮かせるか
一般的な安いレモンオイルには、汚れを強力に溶かすための「石油系溶剤」が多く含まれていることがあります。
これ、実は木部メンテナンスでは要注意なんですよ。
汚れを落とす力が強い反面、木材が必要としている本来の油分まで奪いすぎてしまいます、
結果として「指板がカサカサに白っぽくなる」原因になります。
その点、フレットバターはクリーナー成分が布に最適量だけ染み込んでいます。
「必要以上に浸透させすぎず、表面の汚れを適切に浮かせる」、デリケートな木材にとって理想的なアプローチができるんですよね。
2. 「研磨(削る)」ではなく「洗浄(反応)」で光らせる
通常、フレットをピカピカにするにはピカールなどの金属研磨剤を使いますが、あれは微細とはいえ「金属を削って」光らせています。
さらに、指板を養生しないで、指板に研磨剤がつくと、白い粉が木の導管に入り込みます。
なかなか除去できません。
徹底的な養生なしに、手軽にクリーニングできることはフレットバターの大きなメリットです。
フレットバターは米国特許を取得した成分で、金属表面の「酸化汚れ」を化学的に分解して落とします。
フレットの寿命を縮めない、非常に理にかなった仕組みです。
3. 現場で大事な「コントロール性」
オイル系は液体なので、うっかり垂らしてしまったり、余計な隙間に流れ込んだりするリスクが常にあります。
フレットバターは「湿った布」そのものなので、液だれの心配はありません。
作業のコントロールがとにかく楽です。
記事の最初の方で「空調による揮発」に注意と書きました。
唯一そこさえ気をつければ、
これほど、失敗しにくく、短時間でプロ級の仕上がりになる道具」は他にありません。
まとめ
フレットバターは、
- 弦交換のタイミング
- 定期的な汚れおとし
- 汚れが蓄積時
以上のケースで非常に使い勝手がよい商品です。
手軽に試せる商品が欲しい方や、
オイル系でイマイチと思っている方は、ぜひお試しください!



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