エレキギターを始めたばかりの頃は、
- 「ナットってどこ?」
- 「ブリッジとピックアップの違いは?」
と、名前と場所が一致しないことがよくあります。
この記事では、エレキギターの主要パーツを「場所・役割・音や弾き心地との関係」に絞って、初心者にも分かりやすく解説します。
ヘッドまわりの名称

ヘッド(Head)
ネックの先端部分で、ペグが取り付けられている場所です。
ギターのデザイン性が最も表れる部分でもあります。
ヘッドの重さや形状は、
- 演奏時のバランス
- チューニングの安定感
にも影響します。
ペグ(チューニングマシン)
弦を巻き取り、チューニングを合わせるためのパーツです。
- 回しやすさ
- 精度
が悪いと、チューニングが安定しません。
「すぐ音が狂う」と感じる場合、ペグが原因のこともあります。
ナット(Nut)
ヘッドとネックの境目にある小さなパーツで、弦の高さ・間隔・角度を決める重要部品です。
ナットの状態が悪いと、
- 弦落ち
- ビビり
- チューニングが合わない
といったトラブルが起こりやすくなります。
サイズは小さいですが、音と演奏性に大きく関わる部分です。
ネックまわりの名称

ネック(Neck)
弦を押さえる部分で、演奏性に直結する重要なパーツです。
- 太さ
- 握りやすさ
- 反り具合
によって、弾きやすさが大きく変わります。
ネック内部には「トラスロッド」という調整用の棒が入っています。
関連記事;ネックの反り確認は直尺でもできる?【初心者でもできる簡単チェック法】
フレット(Fret)
ネック上に打ち込まれている金属の棒で、音程を決める役割があります。
- フレットが減っている
- 高さが不揃い
と、ビビりや音詰まりの原因になります。
特定のフレットだけ音がおかしい場合は、フレット不良を疑います。
ボディまわりの名称

ブリッジ(Bridge)
弦をボディ側で支えるパーツで、
弦高・テンション・サステインに影響します。
ブリッジの調整が適切でないと、
- 弦高が低すぎてビビる
- 音が伸びない
といった問題が起こります。
ピックアップ(Pickup)
弦の振動を電気信号に変換する、エレキギターの心臓部とも言えるパーツです。
- シングルコイル
- ハムバッカー
などの種類があり、音のキャラクターが大きく変わります。
高さ調整によっても、音量や音抜けが変化します。
関連記事;エレキギターのピックアップ高さ調整完全ガイド、音質改善&最適なセッティング方法
まとめ|各部名称を知るとトラブル原因が分かる
エレキギターの各部名称を知ることで、
- トラブルの原因を切り分けやすくなる
- 調整や修理の話が理解しやすくなる
というメリットがあります。
特にナット・ネック・ブリッジ・ピックアップは、音や弾き心地に直結する重要パーツです。
「最近弾きにくい」「音がおかしい」と感じたら、まずはどの部分が関係していそうかを意識してみてください。
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