「ギターのフレットがくすんできた」「チョーキングをするとザラザラして弾きにくい」と感じていませんか?
フレットが汚れていると、見た目が悪いだけでなく、演奏性や音質にも悪影響を与えます。
そこでネットで検索すると必ず出てくるのが「スチールウール」を使った掃除方法です。
結論からですが、スチールウールでフレットを磨くと、見違えるほど綺麗になります
ただ、
安くて便利なスチールウールですが、実は「知らずに使うとギターを故障させるリスク」があることをご存知でしょうか?
今回は、プロの清掃知識も交えながら、スチールウールの正しい使い方と、初心者が絶対に選ぶべき「リスクゼロの代用品」を解説します。
1. なぜフレット磨きに「スチールウール」が定番なの?
スチールウールとは、金属を細かく削り出した「鉄のたわし」のことです。
ギターメンテナンスにおいて長年愛用されているのには理由があります。
- 圧倒的なコストパフォーマンス: 1パック数百円で、ギター数十本分は使える量が入っています。
- 研磨力が高い: 頑固なサビやくすみも、数回こするだけで新品のような輝きを取り戻せます。
- 入手が簡単: ホームセンターや100均でも手に入ります。
※ギター用には、必ず最も細かい「#0000(ボンスターなど)」を使用してください。
2. 【重要】初心者が知っておくべき「鉄粉」の恐怖
スチールウールは金属を削りながら磨くため、作業中に目に見えないほど微細な「鉄粉」が大量に発生します。
この鉄粉完全に回収しないと、すぐにサビが発生します。
これがギターにとって最大の天敵です。
ピックアップは「磁石」である
ギターのピックアップは強力な磁石です。
飛び散った鉄粉を掃除機のように吸い付けてしまいます。
一度ピックアップの内部に鉄粉が入り込むと、除去は非常に困難で、ノイズや故障の原因になります。
徹底した「養生」が必須
スチールウールを使うなら、指板を隠すだけでなく、ピックアップ全体をビニールやテープで完全に密閉する「重装備の養生」が必要です。
この手間を考えると、初心者には少しハードルが高いかもしれません。
フレットプレートのみの養生でスチールウールを使用するはちょっとマズイわけです。
ネックを外してフレット研磨するなら「かなりおすすめです。」
完全養生でフレットを磨くなら間違いなくスチールウールは最強です。
3. 鉄粉リスクを回避する!賢い代用品2選
「もっと手軽に、安全にフレットを綺麗にしたい」という方のために、プロの視点からおすすめの代用品を紹介します。
これらは鉄粉が一切出ないため、大掛かりな養生も不要です。
① 鏡面仕上げを目指すなら「ソフト99 ラビングコンパウンド」
車のボディ磨きで有名な「ソフト99」のコンパウンドは、フレット磨きにも最高です。
ペースト状なので粉が舞わず、スチールウールよりも滑らかで美しい輝きが得られます。
液体なので鉄粉が飛び散るような、2次汚染がありません!
② コスパと汎用性なら「ベストベット」
プロの清掃現場でも使われる万能研磨剤「ベストベット」は、実はギターメンテナンスの隠れた名品です。
ダイヤモンドの磨きにも使用されています。
使用にはマスキングテープで養生必須ですが、
フレットの汚れを落とすだけでなく、家中の水回り掃除にも使えます
一本あると非常に重宝します。
大容量なので一生使えると思うほどのボリュームです
4. まとめ:自分に合った道具を選ぼう
フレット磨きは、ギターの健康状態を保つための大切な儀式です。
- 安さとスピードを追求し、厳重な養生ができるなら: スチールウール(#0000)
- 故障リスクを避け、楽にプロ級の輝きを出したいなら: ソフト99
- 家事にも使い回せるコスパ最強の道具が欲しいなら: ベストベット
大切なギターを長く愛用するために、自分に合ったメンテナンス方法を見つけてみてくださいね。


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