ギターリペアでハンダ付け作業慣れてないと不安です。
さらに、
古いハンダを取った方が良いとはいわれても・・・
作業でやるべきことが増えると混乱してしまいますよね。
ハンダ付けをしていると、ハンダがダマになって流石に回収したい時があります。
特に、
ハンダ付けに慣れていないと、
ハンダを溶かしすぎてダマになることもあります。
そうした時、吸い取るツールがあると便利です。

慣れていな人こそ持っていた方がよいツール

1000円程度で購入できるので。
所持していて悪いことはありません、なにせ使い方は簡単ですので、早速解説します。
吸い取り機使用方法

ハンダ吸い取り機ですが、難しそうに感じますよね?
ハンダを溶かして、その瞬間に吸い上げるわけですが、片手にハンダもう一方に吸い取り機って・・・
そんな器用なことできませんよね。
実はそこまで、セカセカする必要ありません。
ハンダを溶かしてから硬化するまでに十分吸い取ることができます。
このハンダ吸い取り機の吸引能力は素晴らしく、驚くほどよく吸いあげます。
使用方法
使用方法は簡単で、まずは準備です。
ハンダ吸い取り機のピストンをロックするまで押し下げます。

商品によって準備方法が違います。

ハンダゴテを使って、除去したいハンダを溶かします。
ハンダゴテの先端を軽く当て、円を描くように動かすとハンダが均一に溶けますよ。

ハンダが溶けたら、ハンダ吸い取り機のノズルを溶けたハンダに垂直に当てます。
スイッチを押して、溶けたハンダを吸い取ります。

スポって勢いよく吸い上げます

本当に吸えてるの?って思いますが、本当に吸えます。
ハンダで溶解してから多少タイムラグがあっても吸います。

バタバタ作業することはありません。


溶解と吸い上げが一緒にできれば・・・
ハンダと吸い取り機が、別々になっているから厄介だと感じるわけです。
溶かした瞬間吸い上げるツールがあります、「不安な方」や「作業範囲たくさん」という人はこれがおすすめです。

古いはんだを除去すべき理由と、おすすめツール

古いハンダを溶かして再利用できないわけではありませんが、除去した方が良い理由があります。
ギター内部修理は頻繁にすることはありませんよね、であれば交換できるものは交換したほうがよいかな、と思います。
以下に古いハンダを除去した方がよい理由をお伝えします。
除去した方が良い理由

ギターのリペアで古いハンダを除去した方が良い理由は以下の通りです。
- 古いハンダは酸化しやすく、導電性が低下します。これにより、音質の劣化や音が出なくなるなどのトラブルの原因となります。
- 2度目の加熱でさらに酸化が進み、「イモハンダ」と呼ばれる状態になりやすくなります。イモハンダは接続が不安定で、音割れや音が出なくなる原因となります。
- 古いハンダを残したまま新しい部品を取り付けると、時間の経過とともにジョイント部分が劣化し、音質問題が発生する可能性が高くなります。
- 新しいハンダで接続することで、接触面積が適切になり、熱の伝導性が向上します。これにより、より安定した接続が可能になります。

新しいハンダで接続し直すメリットは、音質と耐久性の向上。
おすすめ除去ツール

ハンダの除去ツールは電動式と、画像のようなポンプ式がありますが、ギターのリペア程度のちょっとのハンダ作業であればポンプ式で十分です。

多くの商品の相場は1000円程度
ポンプ式吸い取り機の特徴は以下のとおりです。
- コンパクトで扱いやすい: 小型軽量設計で、片手で操作しやすく、持ち運びも便利です。
- 吸引力: サイズの割に十分な吸引力があり、基板の修理や部品交換時のハンダ除去に適しています。
- 狙いやすさ: 先端が細く設計されているものが多く、狭い場所でも狙いやすいです。
- メンテナンス性: 多くの製品が簡単に分解清掃できる設計になっており、長期使用が可能です。
- 耐久性: アルミ合金ボディや耐熱性ノズルを採用している製品が多く、耐久性に優れています。
- 作業効率: 電動タイプに比べると作業効率は劣りますが、趣味レベルの使用であれば十分。
まとめ
いかがでしたでしょうか、私はギターリペアで時々配線を修理しますが、ハンダ吸い取り機もちろん使います。
ないと困る道具だと感じています。
失敗することも多いので、ハンダが思った以上にダマになることも・・・
初心者やギター内部のカスタマイズを頻繁に交換したりする方は、
1000円程度で買えますので、所持することをお勧めします。
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