エレキギターを始めると最初に悩むのが「アンプ選び」です。
中でも定番モデルとして人気なのが Marshall(マーシャル)のMG10 です。
自宅の練習で使うなら10Wのミニアンプで十分です。
とはいえ、ミニアンプは種類が豊富で悩んでしまいますよね。
私自身1万円台で買えるミニアンプを探しで随分悩みました。
決めてはやはり「王道」で、 Marshallだったわけです。

歴史と認知度が圧倒的だからね
この記事では Marshall MG10のスペックをわかりやすく解説 していきます。

無駄な機能がないシンプルなアンプが欲しいなら
Marshall MG10はベスト。
Marshall MG10の基本スペック

ミニアンプ初体験の私は、10Wといえどもフルボリュームは家庭で鳴らせないほどの音量がでることに満足しました。
以前Rolandのジャズコーラス60Wを所有しており、デカいアンプ=自宅では不要と思っていました。
ボリュームをちょっと上げるだけで十分すぎる音量がでるので・・・
結論、一軒家で使用する前提では、10Wのパワーは十分です。

とにかく大きい音で、録音したいという用途であれば15Wを検討された方がよいかと。
まずは公式スペックを表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出力 | 10W(自宅練習に十分な音量) |
| スピーカー | 6.5インチ カスタムスピーカー |
| チャンネル | クリーン / オーバードライブ |
| EQ | Contour(中域を中心にトーンを調整可能) |
| 入力端子 | ギター入力 / AUX IN(音楽再生用) |
| 出力端子 | ヘッドホンアウト |
| サイズ | 幅 296mm × 高さ 314mm × 奥行 179mm |
| 重量 | 約4.8kg(片手で持てる重さ) |

詳しく解説します
Marshall MG10各スペックを初心者向けに解説

ギターアンプとえば王道Marshall 。
ギターを始めて30年近くになりますが、Marshallを所有するのは始めてでした。

ミニアンプは、様々なメーカーで悩みました
Marshallはそのブランド価値から言って所有して損はしないメーカーです。
たくさんのツマミが必要ないと思っていた自分にピッタリでした。
ここではMarshall MG10の特徴をこまかくお伝えします。
出力:10W
アンプの音量を表す数値。
10Wは「自宅で練習するのにちょうどいい音量」で、アパートやマンションでも音量を調整しやすいです。

宅録などの録音で迫力のあるトーンを録音したいなら15Wの方がよいかと思います。
というのも、ハムバッカー系のギターでクリーントーンはボリューム12時以降で音に少し割れが生じます。
練習用には最適ですが、「録音」や「ちょっとしたライブ」には、場合によっては不向きとなります。
私は録音に使用して満足していますが。
アンプの出力ごとの用途は以下のとおりです。
| 出力(W) | 主な用途 | 特徴・向いている場面 |
|---|---|---|
| 1W〜5W | 自宅練習、深夜練習、レコーディング | 小音量でもパワー管の歪みを得やすい。真空管アンプでは人気。アパートや夜間使用向き。 |
| 10W〜20W | 自宅練習、スタジオ練習、小規模ライブ | 自宅でも扱える音量。軽音サークルや小さなライブハウスで十分。持ち運びやすい。 |
| 30W〜50W | 中規模ライブ、リハーサルスタジオ | ドラムと合わせても埋もれにくい。クラブや中規模ライブハウスで定番。クリーンの余裕もあり。 |
| 60W〜100W | 大規模ライブ、野外ステージ、プロユース | 大音量が必要な環境で活躍。クリーンのヘッドルームが広く、音が潰れにくい。PA併用が前提になることも多い。 |
| 100W超 | アリーナ規模、特大ステージ | ほぼプロ専用。現代ではPAに頼ることが多く、フル出力で鳴らす機会は少ないが、クリーン時の余裕感や「太さ」を求める人に支持される。 |
スピーカー:6.5インチ カスタムスピーカー
アンプの中に入っているスピーカー部分。
6.5インチ(約16.5cm)とコンパクトながら、マーシャル独自の音作りでロックらしい歪みが楽しめます。
チャンネル:クリーン / オーバードライブ
音のキャラクターを切り替える機能。
- クリーン → 透き通った澄んだ音(コードストロークやアルペジオ向き)
- オーバードライブ → 歪んだ迫力ある音(ロックやリード演奏にピッタリ)
初心者が「ギターってカッコいい!」と感じるのは、このオーバードライブ音です。
Marshall特徴のザラザラした歪みを体験できますよ。
歪み機能がついていないアンプもあります、私の青春時代「歪ませることができるアンプ」に憧れていました。

歪み系のエフェクターはとりあえず不要
EQ:Contour(中域を調整)
普通のアンプには「低音(Bass)」「高音(Treble)」がありますが、MG10はシンプルにContourノブだけ。
- 左に回す → 太く分厚い音
- 右に回す → シャープで抜けのいい音
難しい操作をせず、直感的に音の雰囲気を変えられます。

ギターのキャラクターがだせる
「あるべき音で鳴らしたい」という人にはおすすめです。
入出力端子
- AUX IN → スマホや音楽プレーヤーを繋げて、曲に合わせて練習できる
- ヘッドホンアウト → 夜間でも音を気にせず練習できる
練習のしやすさを考えた便利な機能です。

ヘッドホンアウトは必須

社会人は夜練習するからね
サイズと重量

- サイズ:30cm四方で机や棚の横に置ける大きさ
- 重さ:約4.8kgで片手でも持ち運び可能
小型なので部屋に置いても邪魔にならず、移動もラク。

個人的にはインテリアとしてもよい

マーシャルのキーケースとかもあるからね
Marshall MG10ここがちょっと・・・というポイント
さきほどの音量を上げると音が割れるという部分は、アンプの構造上仕方ありません。
やはり、録音に使用して感じることはアンプの設定でベースやトレブルなどの設定がもう少し欲しいと感じることがあります。
結局、録音するPC側でリバーブやベースをなどで音色を調整しています。
逆に言えば、この素直なアンプに色々なエフェクターを組み合わせると面白いなと。

格安エフェクターがたくさんある昨今、ぜひ試してみたいです。
Marshall MG10はどこで買うのがお得?中古・新品の賢い選び方
Marshall MG10はどんな人におすすめ?

Marshall MG10がおすすめな人は以下の通りです
- 初めてエレキギターを買った初心者
- 自宅練習用にコンパクトなアンプが欲しい人
- マーシャルらしい歪みサウンドを味わいたい人
- あれこれ音色調整機能が不要と考える人
逆に、バンド練習やライブを考えているなら MG15 や MG30 など上位モデルの方がおすすめです。

あれこれ機能があるアンプより、シンプルが一番よい

これに空間系のエフェクターをあわせると面白そう
もう一つ付け加えるなら、無駄な機能がないだけに、ギター「そのものの鳴り」を再現したい人にもおすすめ。
私自身、DAWなどで用意されている音源は便利だけど、ギターのキャラクターが「わからなくなる」って感じることが多くなってきて、購入しました。
まとめ
Marshall MG10は、
- シンプルで使いやすい
- 自宅練習に最適なサイズと音量
- 初心者でもすぐロックサウンドを楽しめる
というポイントから、初めてのアンプ選びで失敗しにくいモデルです。

エフェクターを色々試したいという方にもよいかもね
「まずは小型で扱いやすいアンプを試したい」という人には間違いなくおすすめできます。


コメント