久しぶりにケースから取り出したギターの金属パーツが錆びだらけでした。
サビを放置すると金属が腐食するのはよく知られています
ギターパーツのさび落としといえばシャイニーマンやピカールが良く使われていますが、
どちらも、丸ごと洗浄してサッパリ綺麗になるわけではありません。
そこで、コスケム社の酸性ヌリッパーの出番。
液体タイプで希釈して、錆びたパーツをどぶ漬けで丸洗いできます。
酸性ヌリッパーですが、サンポールの超安全版でサビにもよく効きます。

漬けおきでサビを落としたいならおすすめです
ここからは、ギターのサビ落としに大変便利な「酸性ヌリッパーでサビ落とし」手順を紹介します。
ギターパーツの錆落とし「コスケム酸性ヌリッパー」とは?

酸性ヌリッパーは、その名のとおり、洗剤を塗りっぱなしで汚れを解決といった特徴があります。


希釈液につけるだけ、これだけの効果!
掃除屋が水回りのハウスクリーニングで使用するアイテムなんですが、それだけ素材を痛めないことで定評があるわけです
ヌリッパーにこだわらなくても、ギター専用さび落としもありますが、
あえて、
ギターパーツに酸性ヌリッパーを使う理由はこれ!
- 金属を痛めない洗剤
- ほったらかしで綺麗
- 希釈できる
- どぶ漬けで隅々まで綺麗に
- 時短
今回この商品を使っていきます↓希釈タイプですので、コスパは悪くないです。
酸性ヌリッパーは、コスケム社が開発した強力な酸性洗剤。

特に頑固な錆や汚れを効果的に除去します。
塗って少し置くだけで汚れが浮き上がり、拭き取るだけでピカピカになりますよ。
パーツをどぶ漬けして汚れを一掃できます。
デメリットは、後述しますがギターの金属パーツ全てに使えるわけではありません。
しかし、ブリッジなどの細かいパーツは抜群の効率と仕上がりになります。
まずは、酸性ヌリッパーでクリーニングした実績をご覧ください。
【実績】Before/After写真集、コスケム酸性ヌリッパー
私がクリーニングしてきた実例を紹介します
ストラトキャスター、ペグ、ブリッジ錆落とし
このギターは74年製で私の知る限りブリッジの清掃はしたことがない。
漬けるだけなので、ペグもサビを落としました。




ベース、ブリッジなど金属パーツ錆落とし
ベースブリッジ

作業後

ブリッジのアップ画像
作業前

作業後

テレキャスター金属パーツ錆おとし
テレキャスターブリッジ


放置していたスライドバー
サビがやばいので酸性ヌリッパー3倍希釈で実施、仕上げに研磨剤ベストペット、どちらも家庭用ケミカルなので応用が効きます

どの作業も、漬けおきして拭き取るだけです。
酸性ヌリッパーのメリット

ギターを長年放置していると、汚れの質は単なるサビだけではありません。
埃や脂汚れがこびりついた「複合的な汚れ」に進化してしまいます。
特にブリッジのサドルネジやペグの隙間など、クロスや綿棒では届かない場所の掃除は、ギタリストにとって大きなストレスです。

中古ギターを買った時に前オーナーの痕跡を消すにもおすすめ
ギター専用さび落とし液は少量しか入っていません。
複合的な汚れには多大な量が必要になり、コスト大です。
そんな時こそ、希釈して使え、さらにドブ漬けできる酸性ヌリッパーの出番です。
作業前(Before):サビと埃でネジ山が見えない状態

作業後(After):10分後、新品のような金属光沢が復活した状態

- ネジ山の奥に詰まった頑固なサビ
- 油分と埃が固まって黒ずんだブリッジの溝
- 手垢と金属反応が混ざったペグのくすみ
「こすって落とす」のではなく、洗剤の力で「汚れを浮かせて一掃する」のがプロ流です。

ギター専用のさび落としでは、細かい部分までキレイにならないよ

手間をかけずに、パーツ本来の輝きを取り戻したい人には、これ以上の選択肢はありません。
酸性ヌリッパーがギターパーツの錆落としに最適な理由
いくつかの動画と写真を紹介してきましたが、どれもクリーニングは10分ほどで作業は完了します。

作業方法が簡単なんだ!
- 簡単で時短: 塗布して放置するだけなので、他の作業をしながら錆落としが可能。
- 高い効果: 錆や汚れが頑固な場合でも、短時間でしっかり除去。
- 安全性: 適切に使用すれば、パーツにダメージを与えることなくメンテナンスができます。
- 多用途:水回りの水垢除去に効果絶大。ギター以外にも使える
強力な酸性ながらステンレス・アルミなどの金属にも使用が可能。
引用元;株式会社TOSHO
酸性ヌリッパーのデメリット

金属部分は問題ありませんが、塗装部分の塗装が剥げる可能性があります。

ペグは中性タイプか、クエン酸がおすすめ
ギターパーツで多い「ゴールドメッキ」は、酸性洗剤で色が剥げたり変色したりするリスクが高いです
「ゴールドパーツへの使用は極薄の希釈としてください」
- 塗装部分がない
- メッキに損傷がない
以上を確認してからご使用ください。
ブリッジのような塗装がなく、細かいパーツの集合体は酸性ヌリッパーの得意領域になります。
ゴールドパーツへはシャイニーマン 金属メッキ専用クリーナーがおすすめです。
酸性ヌリッパー使用、さび落とし手順、フェンダーUSAテレキャスター事例

フェンダーUSAテレキャスターのサビ落とし事例です。

ヌリッパーを使用した実際の作業手順を解説します
- パーツを外す
- パーツを漬ける: ギターパーツには「どぶ漬け」がおすすめ。
- すすぎ:洗剤が残らないように、十分すぎるくらい流水ですすぎます。
- 柔らかい布で拭き取り: 放置後、柔らかい布で優しく拭き取ります。
- 仕上げに磨き: 最後にパーツを磨いて仕上げれば、新品同様の輝きを取り戻せます。
準備するもの
酸性ヌリッパーは希釈して、パーツをドブ漬けします。

必要な道具は以下の通り
- パーツにあった容器
- やわらかいブラシ
- 軽量カップ(希釈用)
- ゴム手袋、保護メガネ
- 吸水性のよいタオル
⚠ 安全ポイント: 換気を十分に行い、皮膚や塗装に直接触れないよう注意
水あかや石鹸カス、鏡のうろこやトイレパイプの青さびなど、汚れの箇所に塗布し暫く放置したあと擦り洗いするだけ。
引用元;株式会社TOSHO
パーツを外す

洗浄したいパーツを本体から外してから、希釈液につけます。
希釈液を作る

希釈濃度ですが、経験上この程度の汚れであれば、50倍で十分です。
50倍の原液量はほんのちょっとです。

計量カップがあると便利です、
原液1に対して水が45の割合が50倍希釈になります
つけ置き


この程度のサビであれば5分間でOK

つけ置きで、素材が焼けない。
だからおすすめ!
すすぎ、拭き取り

洗浄後はパーツが酸性に傾いているので、十分すぎる量の水ですすぎましょう。
つけおき後、「汚れが柔らかくなって残っている場合があります。」
この拭き上げ工程では、その汚れと水分を拭き取ることができます。



拭き取り作業は徹底してやろう!
この工程は仕上がりを決める、一番重要な作業になります。
復旧

パーツを元通りの場所につけていきます。
私は、サビ予防とネジがスムーズに可動するように、鉱物油を垂らしました

「水分が残ると再サビの原因になる」ので、ドライヤーでの乾燥や、その後の防錆油(KURE 5-56やシリコンオイルなど)でのコーティングすると完璧です。
ということで、残水処理が重要です、吸水性の良いタオルを準備しましょう。
私はこれを使っています↓ギターの水拭きにも使用できます。
関連記事;ギターボディは水拭きしてよいの?実は乾拭きのほうが危険な理由
事例:ストラトキャスター(70年代フェンダーUSA)のペグ・ブリッジ サビ落とし事例
フェンダーUSA70年代製クリーニングの事例です。
ブリッジにはホコリ、サビ、手あかなどの複合的な汚れが蓄積しています
「70年代のストラトキャスターは経年でペグ・ブリッジ両方に緑青やサビが出やすく、酸性ヌリッパーの10倍希釈・5分つけ置きでまとめて落とせます。」
分解

分解の際にパーツが固着している可能性があります。
ネジが簡単に回れば油をさす必要はありません。

数十年ぶりのクリーニングです
私のネジは回らなかったので、前日に油を刺しておきました。
満遍なく塗ると良いです。
無理をしてネジを回すとねじ山がなめます、ネジのある位置がボディからすぐの上の位置です。
長いドライバーがあると便利です。

ブリッジは3つのネジでボディに固定されています。
このネジを外すには、ブリッジのサドル(弦高を調整しているパーツ)を外す必要があります。
洗浄
ここからは洗浄の手順です。

どうせならペグも一緒にクリーニングします。

かかる時間は一緒なので

10倍の希釈液を作り、どぶ漬けします。
経験上5分間で落ちると確信しているので、つけおきは5分のみ。
仕上げ

しっかりと水洗いをします、金属パーツが酸性に傾いているとサビが起こる可能性があるので、よくすすぎます。
洗い上がったパーツを吸水性抜群のタオルの上にあげます。

パーツに汚れが残っていてくすんでみえますが、拭き上げると取れます。

拭きながら磨く感じ
吸水性の良いタオルがあると便利ですよ。
タオルはこちらがおすすめです→ギターボディは水拭きしてよいの?実は乾拭きのほうが危険な理由

仕上がりはこの通りです
つけ置きだけで隅々まで満遍なく汚れが落ちる、それがヌリッパーを使用するメリットです。

他にも、水回りの汚れにも使用できるしね。
ギター以外の用途もある

ギター専用のサビ落としもあるとは思いますが、この酸性ヌリッパーはギターの金属以外にも使用できます。

新築とかにもおすすめ
水回りの水垢落としに抜群に便利な洗剤です。
せっかく買った酸性ヌリッパー、ギターに少量使用したっきり・・・それではもったいないですよね。
水回りの掃除に使用できる、それがヌリッパーの魅力ですよ!
年末の大掃除に大活躍します。
塗って軽く洗浄するだけで強力な洗浄力を発揮します。
引用元;株式会社TOSHO
コスケムの酸性ヌリッパーが安全な理由

私の経験談なんですが、サンポールでステンレスシンクを磨き、翌日サビだらけになっていたことがありました。
使用方法を誤ったことが、一番の要因ですが・・・酸性洗剤は使用方法を間違えると大変なことになります。
酸性洗剤は、素材を劇的に改善する効果がありますが、その分使い方がむずかしいと感じます。
酸性ヌリッパーは素材を痛めない「安全に調合された酸」を使用しています。
この酸性ヌリッパーは「使いにく酸洗剤」の常識を変えます。
他の酸性洗剤を使用するリスク
サンポールなど多くの酸性洗剤は、強力な成分を含んでいるため、使い方を誤るとギターパーツにダメージを与えるリスクがあります。
- 腐食のキケン: 酸性の洗剤の質により、金属パーツを腐食させる可能性があります。パーツが劣化し、最悪の場合は使い物にならなくなります。
- 表面のソンショウ: パーツの表面を傷つけることがあります。
- 残留成分の問題: 酸性洗剤は、すすぎが不十分だと残留成分が残り、パーツに悪影響を及ぼすことがあります。
コスケムの酸性ヌリッパーの安全性能とは?

酸性洗剤=使い方が難しい側面を見事に解決した洗剤がヌリッパー。
上記画像は3倍希釈に1時間つけたが変化はありません。
ピカイチな安全性は以下のとおりです。
- 調整された酸: 酸性ヌリッパーは、金属パーツに対して効果的でありながら、安全に使用できる酸性度に調整されています。これにより、パーツを傷つけることがない。
- 検証済みの成分: コスケム社は、成分の安全性と効果を厳しく検証しています。
- 使用方法が簡単明瞭: 酸性ヌリッパーには、適切な使用方法が明示されています。
まとめ
コスケムの酸性ヌリッパーを使えば、簡単に錆を除去でき、家庭の汚れにも対応できます。
コスパ最高の錆落としにアイテムです。
弦交換のタイミングなどで、ぜひ一度お試しください!
今回の記事ではコスケムの酸性ヌリッパーを使ったサビ落としの方法を紹介しました。
それでも素材への影響が気になるなら→【レビュー】茂木和哉のさび落としをギターベースの金属パーツに使ってみた、中性タイプで安全&高コスパ!


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