ギターのパーツ交換や改造で最初の壁になりやすいのがポッド(ボリューム/トーン)の選び方です。
「Aカーブ?Bカーブ?250k?500k?
レスポールはシャフトが違うって本当?」
と、最初は覚えることが多く感じます。
ですが、選ぶポイントはたった5つだけ。
この記事では、初心者でも間違えないポッド選びを分かりやすく解説します。
ポッド選びで確認するポイントは5つだけ

- 抵抗値(250kΩ / 500kΩ)
- カーブ(A / B)
- シャフトの種類(スプリット/ソリッド、インチ/ミリ)
- サイズ(ミニ/フルサイズ)
- シャフト長(レスポールなど厚いトップ用)
ポッド選びはこの5つをチェックすれば、基本的に失敗しません。
ギターの種類で使用されているポッドは80%決まっていますので、ここからさらに解像度を上げて解説していきます。
1. 抵抗値の選び方:250kΩ or 500kΩ
もっとも音に影響する項目です。
ピックアップのタイプにより抵抗値がほぼ決まっています。
ほぼほぼ250kΩと500kΩの2択です。
300kΩがおすすめ・・・なんてことも聞きますが、基本的にこの2つから選べば間違いない
シングルコイル → 250kΩ
(例:ストラト、テレキャス)
→ 明るすぎる高域を抑え、耳に痛くないサウンドになる。
ハムバッカー → 500kΩ
(例:レスポール、SG)
→ ハイが抜けやすく、こもり防止に最適。

迷ったらピックアップに合わせるだけでOK。
2. カーブの選び方(Aカーブ / Bカーブ)
つまみを回したときの変化量の違いです。
| カーブ | 意味 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| Aカーブ | オーディオカーブ(自然な変化) | ボリューム |
| Bカーブ | リニアカーブ(直線的な変化) | トーン |
現在のギターパーツ通販では
A=ボリューム、B=トーン が一般的です。
3. シャフトの種類:スプリット/ソリッド、インチ/ミリ

ポッドの軸部分の違いで、ノブとの互換性が変わります。
関連記事;【ギターノブ選び完全ガイド】レスポール用ノブの選び方と注意点、ポットの軸径・スプリット/ソリッド軸も解説!
シャフト形状
- スプリットシャフト(溝入り)
→ プッシュオンノブ用(ストラト等) - ソリッドシャフト(丸棒)
→ ネジ止めノブ用(レスポール等ヴィンテージ系)
シャフト径
- インチ(US規格):CTS、CRL、Bourns など
- ミリ(アジア規格):エピフォン、国産ギターに多い
インチとミリはノブがそのままでは互換不可。
4. サイズ(ミニ/フルサイズ)

- フルサイズ(24mm)
→ 一般的で耐久性が高い - ミニサイズ
→ スペースが狭いギターや改造時に便利
5. レスポール系は特に重要:シャフト長(ロング / ショート)

アーチトップのレスポールはトップ板が厚いため、通常のショートシャフトではネジ山が届かず、ノブを固定できません。
そのためモデルごとにシャフト長が決まっています。
ロングシャフトが必要なギター
- ギブソンUSA レスポール(Standard / Traditional / Classic)
- トップが厚いアーチトップ構造のLPタイプ
→ ロングシャフト(約19mm前後)
関連記事;【ポッドが高いと思ったら】レスポールに最適!Musiclily Pro ロングスプリットシャフト 19mm ポテンショメータ
ショートシャフトでOKなギター
- エピフォン レスポール
- 多くの国産LP(Edwards / Tokai / Greco など)
- レスポールスペシャル/ジュニア(トップが薄い)
→ ショートシャフト(約9mm前後)
シャフト長の失敗あるある
- 届かずノブが固定できない
- 無理にワッシャーを重ねてガタつく
- ナットが噛み合わず演奏中に緩む
レスポール系は要チェックです。
初心者におすすめのポッドブランド
ギターポッドはたくさんのメーカーから販売されていて、どれを選べば良いか迷ってしまいます。
ポッド次第で若干音がかわります→関連記事;ギターポッドで音変わる?CTSとYibuy音比較”あなたに聞き分けれる?”格安ポッドって悪い?
以下のギターは有名ギターメーカーがデフォルトでギターに搭載している、選んで間違いない商品です。
交換方法はこちらから→関連記事;【9割成功する方法】ギターポッド交換方法と修理にベストなハンダこてとは?

迷ったらこれを選んで
CTS
ギター用ポッドの定番。耐久性・操作感が安定。
Bourns
軽い回転トルクで扱いやすい。操作がスムーズ。
Alpha
コスパが良く、国産ギターとの相性も◎。
まとめ
結論:5つのポイントを知ればポッド選びは簡単、抵抗値・カーブ・シャフト形状・サイズ・シャフト長の5つだけ。
この記事をチェックしながら選べば、初心者でも間違えることなく、安心して交換できます。
本サイトでは、失敗しないポッド交換方法もお伝えしています。
関連記事;【9割成功する方法】ギターポッド交換方法と修理にベストなハンダこてとは?
- シングルコイル → 250kΩ
- ハムバッカー → 500kΩ
- ボリューム → Aカーブ
- トーン → Bカーブ
- 国産ギター → ミリ規格
- USギター → インチ規格
- レスポール系 → シャフト長を必ず確認
- 迷ったら CTS か Bourns


コメント