この記事を書くきっかけですが、築50年の家から新築に引っ越し、11月になり寒くなってきたので、ファンヒーターを出しました。
しかし、「気密が良いはずの新築、思ったほど温まらない……室温が19度からあがりません」。
そこで、サーキュレーターのBALMUDA GreenFan Cirqを使用したところ部屋が温まり始めました。
本当なんです、とは言え
データーがないとですね!
そこで、ビルメンテンス業で建築物の空気環境測定に携わり生計を立てている私が、サーキュレーターの効果を空気環境測定に使用する、器具をつかい検証してみました。
我が家のLDKは20畳です。
サーキュレーターで空気が循環するのか
ためしてみました!
サーキュレーターと暖房効率は置き場所を考える必要あり
冬の空気環境のお悩みで、「顔周辺はあたたかいが、足元が寒いなどと部屋の温度が均一ではなく不快」と感じているかたが多いと思います。
我が家では、ストーブ周辺は暖かいが、LDKは19℃で寒い、しかしLDKの扉を締切り、ストーブをつけると空気がすごく悪くかんじ、不快感がでます。
我が家では、赤ちゃんがいますので、空気環境が気になるところです。
LDKを締め切らず、ホールに設置したストーブからLDKを均一の温度にしたい! この思いからサーキュレーターを使用開始しました。
サーキュレーターのテスト環境について
我が家のLDKでサーキュレーターが隅々まで空気を攪拌するか、テストすることにしました。
我が家のLDKは36.35平米、約20畳ほどのスペースだ。
BALMUDA GreenFan Cirqは最大30畳、15m先まで風が届くが売りの商品だ!
図中サーキュレーター位置から天井に向けて弱運転から開始して風が天井を伝わり床面に到達するのか検証することにした。
部屋は閉め切って、気流計は3ヶ所の隅の床に設置した。
暖かい空気は上に溜まる
暖かい空気を下ろすのが目的だ。
測定結果
運転強さ | A地点 | B地点 | C地点 |
弱 | 反応なし | 反応なし | 反応なし |
弱中 | 反応なし | 反応なし | 反応なし |
中 | 反応なし | 反応なし | 反応なし |
強 | 反応なし | 反応なし | 反応なし |
この結果から、この位置のサーキュレーターでは部屋の温度を均一にすることができないことがわかった、なぜなら、
- 各測定地点で空気の動きがないからだ
では設置位置を変え、部屋の中央に設置した。
サーキュレーターを使用すると部屋の温度はどう変わる? 記事はこちらです。
サーキュレーターで暖房効率アップする置き場所とは?
結論ですが、サーキュレーターは置き場所が重要でした。
サーキュレーターの目的が達成できるか否かは置き場所が大事なポイントです。
先ほどの結果では、部屋の隅の空気が動くことが確認できませんでした。
以外な結果でしたBALMUDA GreenFan Cirqは高性能サーキュレーターであるので、隅々まで空気が循環すると思っていたのですが……
先ほどの位置的にはLDKの中間地点ではあるものの、中心ではなかったので、今回はLDKの中心に置き場所を変えて検証してみたいと思います。
結果
運転強さ | A地点 | B地点 | C地点 |
弱 | 反応なし | 反応なし | 反応なし |
弱中 | 反応なし | 反応なし | 反応なし |
中 | 0.12~0.01 | 0.26~0.04 | 0.07~0.01 |
強 | 0.2~0.01 | 0.3~0.1 | 0.09~0.01 |
サーキュレーターを部屋の中央に設置したことで、空気の循環が始まることがわかりました。
そして、中運転以上の運転強度で空気の循環が始まります。
サーキュレーターは置き場所と、運転強度が重要なポイントである、ということが検証の結果わかりました。
部屋の中央にサーキュレーターを置けない……
サーキュレーターの置き場所を部屋の中央にすることで、空気が部屋隅々まで循環することが先ほどの検証でわかりました。
しかし、部屋の中央にサーキュレーターを設置するとコードが邪魔です。
サーキュレーター本体が場合によっては、生活動線を妨げる可能性も高いです。
そう考えると、サーキュレーターの置き場所を部屋の中央にを設置することは難しいと考えます。
我が家でも部屋中央の設置はできませんでした。
そこで、サーキュレーターの置き場省は部屋の端に設置して、部屋の中央の天井に向けて風を送る方法になると思います。
部屋の隅に設置したサーキュレターで空気を循環させるには、「それなりの風量がでるサーキュレーター」を選ぶことがポイントになります。
暖房効率アップには、どんなサーキュレーターを買えば良い?
ここでは20畳の部屋の例でした、おそらくサーキュレーターの使用を考えるかたは広い空間を効率的に温めたい省エネ、温度差をなくした快適に、という思いの方が多いと思います。
BALMUDA GreenFan Cirqを購入した時妻に言われたことを思い出しました。
「サーキュレーターに2万円は高い」
検証の結果思いました、「サーキュレーターは高性能のものを買った方が良い」これは20畳ほどの空間で使用した結果から導いた結論です。
サーキュレータは畳数にあったものを購入しよう
BALMUDA GreenFan Cirqは15m先まで風が届く商品です。
検証結果で、BALMUDA GreenFan Cirqでは、20畳の部屋の空気は、ほぼ強運転でないと部屋の空気が動かないことがわかりました。
そしてサーキュレーターを使用する目的も大切です、洗濯物を乾かしたい、部屋の空気を循環したい、換気のため……何を目的とするのかで、サーキュレーター選びが変わってきます。
広い空間にしようするなら、強い風を作り出す商品を選びましょう。
サーキュレーターは省エネDCモーターを選ぼう。
BALMUDA GreenFan Cirqで、20畳近い部屋の空気を循環するには、ほぼ強運転で使用することが必要でした。
常にハイパワーで使用すると電気代が気になりますよね?
そこでDCモーターの商品を選択することで、電気代の節約につながります。
扇風機を「強」で運転した場合の消費電力の目安は、ACモーターで20~50W程度、DCモーターで10~20W程度となっています。 これに、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している目安の電気料金単価31円/kWh(税込み)を乗じて1時間あたりの電気代を計算してみると、ACモーターが0.62~1.55円、DCモーターが0.31~0.62円です。DCモーターはACモーターの半分の電気代で使用できることが分かります。 例えば、扇風機を毎日10時間使用したとすると1ヶ月で300時間です。これにかかる電気代はACモーターで186~465円、DCモーターで93~186円となります。
引用元;LINEヤフー株式会社
まとめ
いかがでしたでしょうか、【空気環境測定士検証】サーキュレーター意味ない?効果的な使用方法とスペック解説をおつたえしました。
- サーキュターと扇風機の違い化学的検証
- そもそも、サーキュレーターで部屋の空気は循環するのか?置き場所のポイント
- 部屋の空気を循環させるためのサーキュレーター選びのポイントとは?
以上をお伝えしました。
サーキュレーターは正しく使うことで暖房効率が上がりますよ。
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