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ギターのハンダづけ、素人とプロで何が違う?

楽器リペア

一見、ただ線と端子をつなげるだけに思えるギターのハンダづけ。

ハンダは線と端子の微細な空間を埋め、電気信号を漏れなく流す役割です。

ハンダづけ次第で、音質・ノイズ・見た目に大きな差が出ることがあります。

ギターが故障してハンダづけを自分でしてみようと思った時、素人でもうまくできるのか?・・・と、作業をためらったことがありました。

ボニー
ボニー

コツさえつかめば、誰でもできる作業ですが

この記事では、プロと素人のハンダづけの差、そして素人がプロの仕上がりを再現する方法をお伝えします。

ハンダづけの違い、プロと素人の違い

ハンダづけ失敗

ハンダづけで重要なことは、2点。

これさえ理解しておけば8割はうまくいきます!

  • ハンダづけの手順をよく把握すること
  • ギターのハンダづけに適した道具を使用すること

以上です。

ギター修理にハンダ作業は避けて通れないスキルになります。

一度覚えてしまえばギターをカスタマイズしたりと、趣味のギターがますます楽しくなりますよ。

ボニー
ボニー

ローコストで自分の好きなようにギターをカスタマイズできる

レノックス
レノックス

パーツを自由に選べる

ハンダづけは難しい作業に見えますが、方法を間違えなければ、できる作業です。

いよいよ本題ですが、

注意ポイントでもあるのですが、素人とプロの差は以下のとおりです。

素人の半田づけによくある失敗

初めてハンダづけしたとき、ハンダがうまく溶けなかったり、または流れなかったりと・・・

そうこうしているうちにイモハンダができあがったりしました。

よく考えれば知識がない上にトライした代償でした

ノウハウを知っていれば、作業のスキルが全然違います。

まずは作業手順やノウハウをインプットしましょう!

関連記事;【初心者向け】ギター修理は自分で、ハンダ付けの基本とおすすめツール、ハンダ作業はこれで怖くない

素人が施工しがちなハンダの特徴は以下のとおりです。

  • 音質: 接触不良で音が途切れたり、ガリノイズが発生する。
  • ノイズ: イモハンダ(ハンダがちゃんと広がらずダマになる)によって導通が不安定。
  • 見た目: ハンダがゴツゴツ盛られて、配線が汚く見える。

私の経験ですが、イモハンダはハンダが取れやすく、音が途切れることもあります。

プロの半田づけはここが違う

  • 音質: 導通が安定してローノイズ、音抜けも良い。
  • 耐久性: ライブ中に半田が外れる心配がない。
  • 見た目: 配線がスッキリ、リセール時の評価にもプラス。

プロの仕上がりに近づけるための道具とコツ

ハンダ吸い取り機

素人でも、道具とやり方を押さえればプロに近い仕上がりは十分可能です

さきほどお伝えしましたが、作業前には手順のインプット適切な道具を揃えることで、成功率8の再現性があると思いますよ。

以下に必須アイテムをまとめます。

1. 温度調整付きハンダごて

ギター配線はポットやジャックなど金属パーツが大きく、温度が低いとハンダがきれいに広がりません。

350℃前後に調整できるハンダごてを選びましょう。

おすすめは、安くて良いものであればコチラ→2000円ハンダごてセットはギターリペア初心者におすすめ。温度調節機能付きLesimoll はんだごてセットレビュー

とにかく最上級のものであればコチラ

2. フラックスペン or ヤニ入りハンダ

フラックスは表面酸化を防ぎ、ハンダがスッと流れ込むようになります。

なくても良いツールですが、施工しておけば成功率が高くなるアイテム!

ハンダがパーツにうまく流れない、または乗らない・・・と、作業中の焦りにつながります。

イモハンダを防ぐ最重要アイテムです。

さらに、ハンダがパーツに流れやすくするためにおすすめはヤニ入りハンダを使用することです。

ボニー
ボニー

半田はヤニ入りを選びましょう

3. ハンダ吸い取り線と吸い取り機

ハンダづけ失敗した時にやり直せる安心アイテムがハンダを回収できる、ハンダ吸い取り線と吸い取り機です。

失敗した時だけではなく、ハンダ付け箇所の古いハンダの撤去に使用します。

絶対にあった方が良いアイテムです。

どちらを選んだら良いかはこちらを確認→ハンダ回収のベスト?ギターリペアにおけるハンダ吸い取り機と吸い取り線の使い分け【使い方も解説】

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4. テスター(導通チェック用)

「見た目はきれいだけど音が出ない」を防ぐために必須。

念の為、配線をハンダで外す前に異常箇所の把握で使用した方がよいです。

もしかすると、想像と違う箇所の故障かもしれませんよ。

【ギターリペア】レスポールギターの音が出ない?自分で断線確認ガイド

私はこれを使用しています

プロ仕上げに近づく3つのコツ

ハンダづけ方法はこちらで詳しく解説していますが、→【初心者向け】ギター修理は自分で、ハンダ付けの基本とおすすめツール、ハンダ作業はこれで怖くない

要点は以下の通りです。

  1. 予備半田を忘れない: 配線の先とポット背面にあらかじめ半田をのせておく。
  2. 適切な熱量を使用する: パーツごとに必要な熱量が違います、コテ先は配線の接続先パーツに触れさせて数秒、半田は接合部に流し込む。
  3. 半田の量は最小限: ツヤが出て薄く広がれば成功。盛りすぎは逆効果
パーツ素材 / 特徴適正温度(℃)ポイント
ポット背面(アース配線)金属板が分厚く熱を奪われやすい380〜400℃事前にポットに「予備半田」をのせると楽。熱をかけすぎるとポット内部が壊れるので注意。
ポット端子(ボリューム/トーン)小さいラグ、熱に弱い340〜360℃短時間でサッと。熱をかけすぎるとカーボントラックが焼損するリスクあり。
トグルスイッチ / セレクタースイッチ真鍮やスチール、樹脂も近い340〜360℃プラスチック部分を焦がさないように、接合部だけを的確に温める。
アウトプットジャック厚みのあるラグ端子350〜370℃比較的熱容量が大きい。長時間加熱で絶縁体が溶けないように注意。
ピックアップリード線(布巻き / シールド)細い銅線、熱に弱い320〜340℃被覆を焦がさないように短時間で処理。予備半田必須。
シールドケーブル(外部ケーブル加工)編組シールド、太め360〜380℃シールド網は熱が逃げやすいのでやや高めに設定。導通不良になりやすいのでフラックスを併用すると良い。

ハンダづけ成功率や難易度は実は使用する道具でかなり違うというのが私の持論です。

ハンダ付けの道具は数千円ほどで揃うので、以下の「売れ筋ランキング」を参考にして購入していただければと思います。

Amazonの「はんだごて」売れ筋商品ランキング

これから「はんだ作業」に挑戦しようと思っているかたに参考までに、Amazonで売れている商品をピックアップしました。

2,000円台の充電式タイプはおすすめできません、下記は全てコードつき商品です。

関連記事;2000円”ライフパッション充電式ハンダごて”レビュー、ギターリペアで検証

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Lesimoll はんだごて ハンダゴテ 14-in-1はんだごてセット  ¥1,690
関連記事;2000円ハンダごてセットはギターリペア初心者におすすめ。温度調節機能付きLesimoll はんだごてセットレビュー
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過去1か月で300点以上購入されました太洋電機産業(goot) デジタル温調はんだごて PX-280 温度調節 ¥5,182単品
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まとめ:道具とコツで誰でもプロ並みの仕上がりに

ギターの半田づけは「ただつなげる作業」ではなく、音質・耐久性・見た目に直結する大事な工程です。

素人っぽい仕上がりを避けたいなら、温度調整付きハンダごて・フラックス・吸い取り線・テスターの4点セットを揃えるのが近道です。

まずは道具を整えて、練習用の配線で感覚をつかみましょう。

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