エレキギターの弦交換は、音・弾き心地・チューニングの安定性を保つために欠かせない基本メンテナンスです。
「難しそう」「切れそうで怖い」と感じる初心者の方も多いですが、手順とポイントを押さえれば誰でも安全にできます。
この記事では、
- 初心者でも失敗しない弦交換の手順
- やりがちなミスと注意点
- 弦交換の頻度・おすすめタイミング
を、ギターリペア視点でわかりやすく解説します。
エレキギターの弦交換に必要なもの
最低限、以下があればOKです。
- 新しいギター弦(自分のギターに合ったゲージ)
- チューナー
- ニッパー(弦を切る用)
- ワインダー(あれば作業が早い)
※クロス(布)があると、ついでに掃除もできておすすめです。
弦交換の前に知っておきたいポイント
弦は1本ずつ交換するのがおすすめ
初心者の方は必ず1本ずつ交換してください。
- ネックやブリッジへの負担が少ない
- 弦の張り方を間違えにくい
すべて外してから張る方法は、慣れてからでOKです。
エレキギターの弦交換手順【6ステップ】
① 古い弦を緩める
ペグを回して弦のテンションを完全に緩めます。
⚠ いきなり切らない
- 張力が残ったまま切ると危険
- ペグやナットを傷める原因になります
② 弦を外す
- ペグ側:穴から弦を引き抜く
- ブリッジ側:裏通し or テールピースから外す
ギターの種類(ストラト・レスポールなど)で構造は違いますが、基本は引き抜くだけです。
③ 新しい弦をブリッジ側から通す
弦は必ずブリッジ側 → ペグ側の順で通します。
- ボールエンド(丸い方)をブリッジに固定
- 弦がしっかり引っかかっているか確認
④ ペグに弦を通す
ペグの穴に弦を通したら、
- ペグ1個半〜2個分の余りを持たせる
- 余った分を折り返す
これがチューニング安定の重要ポイントです。
⑤ ペグを回して巻く(巻き方が超重要)
- 弦は内側に向かって巻く
- 上から下へきれいに巻き下ろす
⚠ 巻きすぎ・重なり巻きはNG
- チューニングが不安定になる
- 弦切れの原因になります
⑥ チューニング → 伸ばし → 再チューニング
1本張れたら
- 目標音程までチューニング
- 弦を軽く引っ張ってなじませる
- 再度チューニング
これを2〜3回繰り返すと安定します。
弦交換後にやっておくと良いこと
● 指板・フレットの軽い掃除
弦を外したタイミングは、
- 指板の汚れ
- フレットのくすみ
を落とす絶好のチャンスです。
乾いた布で軽く拭くだけでも、音と弾き心地が変わります。
よくある失敗・トラブル
● チューニングが安定しない
原因:
- 巻き数が多すぎる
- 弦の折り返し不足
- 弦をなじませていない
→ 巻き方を見直し、必ず弦を引っ張ってから再調整しましょう。
● 弦がすぐ切れる
原因:
- 巻きすぎ
- ナットやサドルの角で引っかかっている
頻繁に切れる場合は、ギター側の調整が必要なこともあります。
弦交換の頻度はどれくらい?
目安は以下の通りです。
- 毎日弾く人:2〜4週間
- 週末だけ弾く人:1〜2か月
- 音がこもる・錆びてきたら即交換
「切れてから交換」ではなく、音が劣化したら交換が理想です。
どの弦を選べばよいかわからなかったら、多くの方が選んでいる定番商品をおつたえします
エレキギター弦|Amazon 月間販売件数(目安)比較表
どれを選べばいいか迷ったら、
「Amazonで実際に売れている弦」を選ぶのが一番失敗しません。
※販売件数は Amazon 商品ページの
「過去1か月で○点購入されました」表示を参考にした目安です。
| 商品名 | ゲージ | 月間販売件数(目安) | 向いている人 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ERNIE BALL Regular Slinky | 10-46 | 1,000点以上 | 初心者〜上級者 | 圧倒的定番・失敗しにくい |
| ERNIE BALL Regular Slinky | 9-42 | 1,000点以上 | 初心者〜上級者 | 圧倒的定番・失敗しにくい |
| ELIXIR(エリクサー) | 9-42 | 1,000点以上 | 初心者〜上級者 | |
| ELIXIR(エリクサー) | 10-46 | 1,000点以上 | 初心者〜上級者 | |
| Phoenix エレキ ギター 弦 3set ニッケル | 9-42 | 700点以上 | ||
| D’Addario EXL110 | 10-46 | 400点以上 | オールジャンル | 音のバランスが良い |
特に初心者の方は、月間販売数が多い定番モデルを選ぶことで、「音が悪い」「弾きにくい」といった失敗を避けられます。
まとめ|弦交換はギター上達への第一歩
エレキギターの弦交換は、
- 音が良くなる
- 弾きやすくなる
- ギターを長持ちさせられる
という、コスパ最強のメンテナンスです。
最初は不安でも、2〜3回やれば必ず慣れます。
ぜひこの記事を見ながら、あなたのギターもリフレッシュしてみてください。
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