ギターパーツのサビを落としたいが、パーツを痛めたくない。
そこで、私がおすすめしているのが、
酸性ヌリッパーという洗剤ですが、
クエン酸って実際どうなの?
ってことで今回は、「ギターパーツ錆落とし洗剤の比較です。」
大事なギターですからね
- クエン酸
- 酸性ヌリッパー
この2つを比較していきたいと思います。
どちらもパーツをどぶ漬けできる
タオルで擦ることなく、サビを落とせる時短技です。
なんと言っても、クエン酸は100円で手に入るコスパの良さ。
とはいえ、どちらが効果的なのか甲乙つけたいと、検証してみました。
錆落としはどっちがおすすめ?クエン酸or酸性ヌリッパー
今回試したのは、ベースのペグになります。
10年以上メンテしていない
上記の画像で、白サビが発生している状態です。
サビというとまず連想するのが、赤錆ではないでしょうか?赤サビは、鉄を腐食させてしまっている状態です。
軽く錆びている状態
このベースペグを丸ごと綺麗にしたいわけです。
細かい部分までね。
ピカールなんかで、擦って落とすことは可能ですが、細かい部分まで錆落とししたいとなると、液体につけるがベストです。
早速結論ですが、仕上がりは酸性ヌリッパーが良かったです。
以下で解説して行きます。
まず両方の製品の特徴を知らない人へ簡単に洗剤の紹介です。
酸性ヌリッパーとは?
一言でいうと、
強力な洗浄力をもちつつも、素材にダメージを与えない洗剤です。
商品の特徴は、強力な酸性ながらステンレス・アルミなどの金属にも使用可能が売りです。
金属を腐食させない酸を使用しているため安全
白サビ程度なら簡単に落ちる
鉄製品の安全は保証済みといった感じですね。
詳細はこちらから↓
酸性ヌリッパーのメリットとデメリット、掃除のプロが教える使い方ガイド
クエン酸とは?
多くの人が安全な錆とり方法を連想すると、クエン酸を連想するのではないでしょうか?
なんといっても、自然由来という認識が=安全と連想しますよね。
クエン酸は、レモンやみかん、梅干しなどに含まれる天然の酸味成分ですし、
クエン酸の原料は? サツマイモデンプンを発酵法により精製していますよ。
ということなので、まぁこれが、鉄製のギターパーツを痛めるとは考えにくいわけです。
一応能書きには、鉄製、真鍮、アルミ、鉄製品は使用不可になっています。
こう調べていくとクエン酸isベストには疑問を感じます。
後述しますが、昨今はクエン酸が絶対安全みたいな情報はけっこう危ないと感じます。
実験検証
早速ベースペグを酸性ヌリッパーとクエン酸にどぶ漬けして行きます。
希釈濃度はクエン酸は能書き通りの水200MLでクエン酸5gとします。
標準希釈で使用するなら粉より、最初から希釈液を購入したほうが早いです。
後述しますが、
クエン酸は鉄製品を変色させる可能性がありますので、これ以上高濃度にしません。
ヌリッパーは経験上10倍で十分かと思います。
本来は原液〜5倍ですが。
どぶ漬け後10分ほど放置します。
結果について
コストから言えば、圧倒的にクエン酸が有利です。
そして、すぐ手に入るのもクエン酸です。
この程度であれば、おすすめかなっと思います。
とはいえ、クエン酸を鉄製品に使用するデメリットも知っておいた方がよいと思います。
クエン酸の仕上がり
クエン酸が100円で手に入ることを考えると、十分な洗浄力ではないかと思います。
ちなみに、粉タイプはなかな水に溶けませんので、液体のクエン酸がおすすめです。
落ちない部分に関しては、もう一度つけおきすればよいわけなのですが、
クエン酸は金属はゆっくり腐食させる効果があることに、留意する必要があります。
酸性ヌリッパーの仕上がり
ヌリッパーの方はクエン酸に比べると輝きが違います。
サビの落ちもこちらの方が良いです。
確実に時間内に錆を落としたいなら酸性ヌリッパーを選択するのがおすすめです。
ちなみに、長時間つけ置きしても錆びないことがヌリッパーのすごいところです。
ギター金属パーツの錆落とし洗剤でスライトバー復元、凄い錆を落とした
まとめ
クエン酸でサビ落としは実は賛否両論あります。
クエン酸は金属をゆっくり腐食させる機能があります、そのため高濃度使用や長時間のつけおきには注意が必要です。
クエン酸でパーツ洗浄後はしっかり水で十分に濯ぎましょう。
とはいえ、100円で購入できますので、コスパは良いですよね。
使用する際は、「希釈濃度」と「どぶ漬けを長時間」以上に注意して使用しましょう。
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