まずは結論でメリットデメリットを簡潔
早速結論ですが、ライフパッションの充電式ハンダとても使い勝手が良いですが、「できること」と「できないこと」があります。
ギターの配線リペアに使用して気づいたことがあるので共有します。
まずイマイチと思ったところです。
- 使い方がちょっと戸惑う
- ハンダがとけない
- バッテリーがすぐ減る
ですが、もちろんメリットあります。

ギターリペアに全く使えないことはない
上記不満の裏返しにはなりますが、
- 使いかたに慣れれば問題ない
- ハンダ付けの作業によっては最高
- すぐに充電すればOK
ギターの配線修理においてオールマイティーに使える道具ではありませんが、その一方で充電式ハンダがハマる作業があるということです。
早速解説します。
ライフパッション充電式ハンダごてを解説

充電式ハンダで作業が完結するなら、コード式をわざわざ使用するメリットは皆無だと思うほど、コードレスってのは素晴らしいです。
初心者からするとライフパッション充電式は、コードの制約がない、そして、ディスプレイで起動中の温度などを確認できるのは大きな安心できるポイントだと思います。
まぁこれで2000円なら欲しくなって当然かと思います。
とはいえ、重要なのはギターリペアに使用できるか?
検証しました。

検証結果

ポッドの背中のハンダを溶かしてみたいと思います。
温度は最強モードに設定

付属のコテ先は3種類ありますが、一番良かったこれを選択

では、ポッドの背中にハンダこてを当てます。

ポッドの背中は待てど暮らせど溶けません。

広い金属面は苦手なようです
とはいえ、
使い物にならないわけではなく、使う場所を選ぶということになります。
配線のメッキ、予備ハンダをしてみます。
起動するだけでバッテリーが減ります、連続稼働時間がどこにも表記されていないので何分使用できるのか?未知数です。

問題なくハンダがとけます、さらにハンダは数秒で温まるのでかなりの機動性です。
次は金属面に予備ハンダ、


問題なしです。
次に、端子で面積の小さい金属面のハンダを溶かし配線を繋ぎます。


ちょっと時間がかかりました、やはり金属面は苦手なようです。
基盤へのハンダづけだったら、良いのかなと感じました。

どんなところに使用するのがベスト?
大きな金属面ではない部分に使用するのがおすすめ。
それだけの用途ならコード式を使用するより圧倒的に早い。
- ポッド端子やポッドの予備ハンダ
- ポッド端子と配線の接続
結局ギターのハンダこてはどれがよい?
私は白光(HAKKO) RED プリント基板/電子工作用はんだこて 30W 簡易こて台付きを使用しています。

ディスプレイがないため
- 起動しているのかどうか?
- 温度
以上がわからないので、ちょっと扱いづらい感じはしますが、普通にギターリペアはこれ一台で網羅できます。

値段は1000円ほどですので、これプラスでサブとして充電式を使用するがおすすめです。
ライフパッション充電式ハンダごて操作方法など

ライフパッション充電式ハンダごての付属品一式です、コテ台もついてきます。
もちろん説明書もあるのですが、一読しても操作方法が戸惑います、なにせ1つのボタンで複数の選択をしていくためです。
- 起動、終了
- 手動加熱、自動加熱
- 3段階の温度調整
これだけのことを1つのボタンで選択するわけなので、ちょっと複雑に感じてしまいます。
慣れれば「なんてこともない」のですが。

操作方法
初見ちょっとわかりにくいですが、すぐ慣れます。
なにせボタン1個ですので、まぁディスプレイがあるだけ理解しやすいと思います。
現在のステータスはちゃんと表示されますので、その点は親切な道具です。
- 起動、終了:5回押し
- 手動加熱:ボタンを常に押す
- 自動加熱:ボタン2回押し
- 温度切り替え:3回押し
という感じです。
スペック
サイズはボールペンより一回り大きいくらいです、バッテリー持続時間はどこにもデータがありません。
起動しただけで、バッテリーメータが減りますが、とにかくデータがありません(説明書にも)
数箇所はんだする程度の作業専用かなという感じです。
温度は3段階で調節できます。

ボタン3回押しで温度の切り替え
- 液晶表示01 200〜300℃
- 液晶表示02 300〜400℃
- 液晶表示03. 400〜450℃
450℃でればポッドの背中も対応できそうですが・・・実際の温度を測る術はありません。
どこで買える?
販売元のライフパッションというメーカーですが、埼玉県にあるライフパッション合同会社という情報しか調べてもわかりませんでした。
レビュー件数は結構ありますので、多くの人が購入している商品には間違いありません。
Amazon、楽天、Yahooショッピングで購入することができます。

まとめ
いかがでしたでしょうか、初めてのハンダ選びでおすすめはできませんが、頻繁にハンダ付けをするユーザーであれば一本持っていると便利なツールだと思います。
ギターの配線関係のカスタマイズやリペアは準備と取り付けの2段階でわかれていると思っていて、その準備の予備ハンダに活躍してくれそうです。
また、断線にも対応できます。
値段も2000円ほどなので、持っていて損はしない道具だと思います。

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