ギターのトーンポットを回しても音色がほとんど変わらなかったり、変化が鈍く感じることがあります。
これは「トーンが効かない」「効きが悪い」というトラブルで、演奏表現の幅を狭めてしまいます。
私自身、DIYで交換したポッドの施工不良でトーンが効かない経験がありました。

レノックス
トーンの効きが悪い場合は、ポットやコンデンサー、配線など複数の要因が関係することが多いです
ギタートーンが不良の症状
以下の症状があればトーンポッドに異常があります。
- トーンを回しても音色の変化がほとんどない
- 変化が非常にゆるやかで効き始めが遅い
- トーン操作中にガリガリとノイズが入る
- 一部のポジションだけ効きが悪い
主な原因
- ポット内部の汚れや酸化
可変抵抗部分にホコリや酸化が発生すると、抵抗値が安定せずトーンの効きが鈍くなります。 - トーン用コンデンサーの劣化
コンデンサーが劣化するとフィルター効果が低下し、音色変化がほぼ感じられなくなります。 - 配線不良やハンダ割れ
ポットやコンデンサーの端子でハンダ割れがあると、信号が正しく流れず効きが悪くなります。 - 間違ったパーツの使用
規格の異なるポットやコンデンサーを取り付けた場合、想定と異なる効き方になります。
対処法
- 接点清掃
軽度の汚れなら接点復活剤でポット内部を清掃します。接点復活剤の使い方はこちら - コンデンサーの交換
劣化している場合は、同等または好みの音質に合った容量・タイプのコンデンサーに交換します。 - ハンダ修理
端子や配線のハンダ割れを修理し、確実に信号が流れるようにします。ハンダ初心者の方はコチラ - ポット交換
摩耗や酸化が進んでいる場合は新品に交換します。手順はこちらを参考にしてください。

レノックス
トーンが効かない場合、コンデンサーの劣化や断線が原因のことも多い

ボニー
ポット清掃だけでなくパーツ全体のチェックが重要です。
おすすめの接点復活剤
- KURE コンタクトスプレー 1047 – 高い浸透力と洗浄力
- AZ オーディオ機器用 接点復活オイル PRO 960 – 音質重視の設計
- ソフト99 チョット塗りエイド – 細かい部分に塗りやすいペンタイプ
まとめ
トーンが効かない/変化が鈍い原因は、ポットやコンデンサーの劣化、配線不良、パーツ選定ミスなど多岐にわたります。
まずは接点清掃を試し、それでも改善しない場合はコンデンサーやポットの交換を検討しましょう。
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