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【図解】テスターで判明!ギターの「ガリ音」が汚れか寿命か見極める方法

ギターガリ音テスター テスター、導通チェック

ギターを弾いていて「バリバリッ」と鳴る嫌なノイズ。

その原因が「掃除で直る汚れ」なのか、それとも「寿命によるパーツ交換」が必要なのか、テスターを使ってハッキリさせましょう。

初心者の方でも、この手順通りに「数値」を読み取れば、故障箇所をデータで特定できます。

準備とテスターの設定

ギターガリ音テスター

正確に測るために、まずはギターとテスターの状態を整えます。

  • ギターの設定: ボリュームとトーンは、両方とも「全開(10)」にしてください。
    • ※ノブを絞ると余計な抵抗が混ざり、正しく判定できなくなるためです。
  • テスターの設定: ダイヤルを抵抗モード(Ω)に合わせます。
  • レンジ: 「20kΩ」にセットしてください。
    • ※「導通(ピー音)」はギターの回路抵抗に負けて音が鳴らないことが多いため、数値で見るのが一番確実です。
  • ゼロ点確認: 赤と黒の棒(テストリード)の先端同士をくっつけ、数値が 0.00〜0.01kΩ 程度になれば準備完了です。

ギターのジャックとシールドケーブルの接触不良をテスターで見抜く方法

ギターガリ音テスター

「シールドに触れるとガサガサ音がする」「特定の角度のときだけ音が出なくなる」という場合は、ギターのジャックとシールドプラグの接点が怪しいです。

ギターを分解することなく、外からシールドを1本挿すだけで接触不良(ジャックの寿命)を一発で見抜く手順を解説します。

【やり方】シールドを挿してテスターを当てる手順

シールドケーブルとテスター
  1. ギターのジャックに、正常な(断線していない)シールドケーブルを1本挿します。
  2. 反対側のプラグ(アンプ等に挿していないフリーの方)の金属部分に、テスターのピンを当てます。
    • 黒い棒(マイナス): プラグの根元(スリーブと呼ばれる長い金属部分)
    • 赤い棒(プラス): プラグの先端(チップと呼ばれる凸部分)
  3. テスターの数値を画面で見たまま、ギター側に挿してあるプラグを指で「くるくる回す」「前後左右にゆする」動作をします。

【判定基準】数値がピタッと安定しているか?

テスターに表示される正常な抵抗値(Ω)は、ギターに載っているピックアップの種類(回路の抵抗値)によって異なります(※具体的な数値は記事後半で後述しています)。

ここでは、プラグを動かしたときの「数値の動き方」に注目してください。

  • ⭕ 合格(正常): プラグを回したり揺らしたりしても、画面の数値がピタッと安定して動かない。(ジャックのバネがしっかりプラグをホールドできています)
  • ❌ 不合格(接触不良・寿命): プラグを動かした瞬間に数値が跳ね上がったり、一瞬「1. 」や「OL」(測定不能・断線状態)になったりして、数字がパラパラと激しく動く。

不合格だった場合の対処法

数字が暴れる場合は、ジャックの内部がサビているか、金属バネが広がってヘタっています。

まずは接点復活剤をプラグに塗って数回抜き挿しし、掃除してみてください。

それでも改善せず数値が暴れる場合は、完全にジャックの寿命です。パーツ交換(スイッチクラフト製などへの交換)を行いましょう。

ジャックのノイズは、接点のサビか、プラグを押さえるバネの弱りが原因です。

テスターで表示される、正常値はギターの種類で違います。

記事後半で後述しています

交換方法は→【図解あり】レスポールのプラグジャック断線確認と修理方法|音が出ないときの対処法

ワニグチクリップセットでない商品もあるので注意

ジャックの断線・ハンダ不良を見抜くテスターチェック

ギターのジャックプレート(または裏蓋)を開け、ジャックの裏側(端子とハンダが見える状態)にします。ギターにシールドを1本挿した状態で測定してください。

1️⃣ ホット(信号線)の断線チェック

プラグジャック断線確認中テスター

ジャックの「音を届ける線」が生きているか調べます。

  • テスターの当て方:
    • 赤い棒: シールドプラグの「先端(チップ)」
    • 黒い棒: ジャックの「ホット端子」(長い板バネが伸びている側の端子)
  • 【判定結果】
    • ⭕️ 合格(正常): 0.1Ω 〜 0.5Ω 前後(ほぼ0Ω) ⇒ プラグとジャックの接点、そしてハンダもバッチリ電気が通っています。
    • ❌ 不合格(異常): 数Ω以上、または「1 . / OL(通電なし)」 ⇒ ジャックの端子部分でハンダ割れ・断線しているか、端子が激しくサビて電気が止まっています。

2️⃣ アース(接地線)の断線チェック

プラグジャック断線確認中テスター

ジャックの「ノイズを逃がす線」が生きているか調べます。

  • テスターの当て方:
    • 赤い棒: シールドプラグの「根元(スリーブ)」(長い金属部分)
    • 黒い棒: ジャックの「コールド端子」(丸い土台側の端子)
  • 【判定結果】
    • ⭕️ 合格(正常): 0.1Ω 〜 0.5Ω 前後(ほぼ0Ω) ⇒ アース線が正常に機能しており、ノイズが綺麗に逃げる状態です。
    • ❌ 不合格(異常): 数Ω以上、または「1 . / OL(通電なし)」 ⇒ アース端子のハンダが浮いている(イモハンダ)か、線が切れています。「手を離すとジー音がひどい」という原因はここです。

なぜこの測り方なら「ジャックだけ」の異常がわかるの?

シールドプラグを挿して、「プラグの金属」と「ジャックの端子」のたった数センチの間だけを測っているからです。

間にピックアップやボリュームポットなどのパーツを一切挟んでいないため、純粋に「ジャックの接触状態」と「ハンダの健康状態」だけをダイレクトに数値化できます。

線単体を測っているだけなので、正常ならどちらも「ほぼ0Ω」になるのが正解です。

もしここに数字(抵抗)が出るということは、そこにサビやハンダ不良という「電気の障害物」がある証拠になります!

セレクタースイッチの通電チェック

切り替え時の「パチッ」というノイズは、内部接点の劣化や摩耗が原因です。

【やり方】

  1. ギターの裏蓋やピックガードを開け、スイッチが見える状態にします。
  2. 「ピックアップからの線が来ている端子」「ボリュームへ向かう端子(共通端子)」の2カ所にテスターを当てます。
    • ※どれが共通端子か分からない時は、ボリュームポットの端子(1番端)に黒い棒を固定し、赤い棒でスイッチの端子を1つずつ触ってみてください。
  3. スイッチをそのポジションに切り替えた状態で数値を読みます。

レスポールの場合

スイッチの左右の中央端子にテスターを接触

ギターガリ音テスター

セレクタースイッチを切り替えて、後述するレスポールのピックアップ抵抗数値がでれば正常です

ギターガリ音テスター

断線の場合、ピックアップからのリード線がトーンポッドにつながっていない事例

ギターガリ音テスター

抵抗値は、変化しませんでした

ギターガリ音テスター

記事後半で後述しています

【判定】

  • 合格: 切り替えた瞬間に数値が表示され、レバーを指で小突いても数値が1ミリも動かない。
  • 不合格: 数値が安定しない、あるいはレバーに触れるだけで数値が激しく変わる。
    • ⇒ 接点がサビるか摩耗しています。重症の場合はパーツ交換をオススメします。
購入時はワニグチクリップセットがおすすめです

測定した数値が以下の範囲に収まっていれば、ピックアップや回路は正常です。

ギターの種類セレクター位置抵抗値の目安(正常範囲)
ストラト(シングル)各PU単体5.5kΩ 〜 7.0kΩ
ハーフトーン2.8kΩ 〜 3.5kΩ (※並列回路のため半分になるのが正解)
テレキャス(シングル)フロント / リア6.0kΩ 〜 8.0kΩ
レスポール(ハム)各PU単体7.5kΩ 〜 16.0kΩ (出力が高いほど大きい)
センター(MIX)4.0kΩ 〜 8.0kΩ (※並列回路のため半分になるのが正解)
ベース(JB / PB)各PU8.0kΩ 〜 12.0kΩ

抵抗値の設定が面倒だし難しいと思った方は、オートレンジ式がおすすめです、→【低価格】電気の知識ゼロでもOK!ギター修理に「オートレンジ」のテスターが必要な理由。1,000円の差で迷いが消える!

まとめ

初心者の方が一番迷うのは「自分のギターの数字が合っているか」ですが、最も重要なのは「プラグやレバーを動かした時に、数字がピタッと止まっているか」です。

もし数字が躍るようなら、そこがノイズの犯人。テスターという「目」を持つことで、無駄なパーツ交換を減らし、愛機を常にベストコンディションに保つことができますよ!

迷ったらこれがおすすめ、アマゾン売れ筋テスター

以下で紹介するテスターは、導通・断線チェックが正確にできるうえ、コスパも優秀です。

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メーカー商品名型番参考価格(税込)1か月の売上件数(目安)主な特徴・備考
OHM(オーム電機)普及型デジタルテスター(大型ロータリースイッチ)TST-KJ830(08-1288)1,300円3000点トランジスタチェック機能付き。初心者でも扱いやすい定番モデル。
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AstroAI6000カウント テスター デジタル マルチメーター オートレンジ 電圧 電流 真の実効値 抵抗 連続性 静電容量 周波数 電圧計 ダイオード トランジスタ 温度測定テスター 手動 自動モード6000カウントモデル3,799円500点真の実効値(True RMS)対応。静電容量・周波数測定も可能。

アナログテスターのおすすめ

メーカー商品名型番 / 品番参考価格(税込)1か月の売上件数(目安)主な仕様・特徴
ELPA(エルパ/朝日電器)アナログテスターEAT-02NB1,782円100点
導通チェックブザー付き
ミラー付き目盛板・テストリード保護キャップ付き
OHM(オーム電機)アナログテスター 多機能タイプTST-AN501(品番 08-1286)1,473円50点

デジタルとアナログの違いまとめ

種類特徴向いている人
デジタル数値が正確・見やすい・ブザー付きが多い初心者・正確に測定したい人
アナログ針の動きで変化が直感的に分かる慣れている人・感覚的に確認したい人

ギターリペアではワニクリップが必須です、合わせて購入をおすすめしますよ。

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