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シングルコイルピックアップの断線チェック方法|テスターで簡単診断

シングルコイル断線確認方法 テスター、導通チェック

シングルコイルピックアップの断線や配線不良は、ノイズの増加や音抜けの悪化など、演奏に直接影響します。

以下のような症状がある場合、ピックアップの不調が原因かもしれません。

タイミング原因症状
経年劣化コイル断線、磁力低下音が出ない、音量低下
配線作業後ハンダ不良、リード線断線音が出ない、ノイズが増える
湿気・錆接点腐食、端子酸化音がかすれる、ノイズが乗る
衝撃コイルズレ、断線一部音が出ない、出力低下
ポット/スイッチ不良接点汚れ、導通不良音量が急変、出力不安定
ケーブル/ジャック不良接触不良音が出ない、ガリノイズ

この記事では、テスター(アナログ・デジタル)を使ってシングルコイルピックアップの異常を確認する方法を解説します。

ギターを開けなくても、シールドケーブルを使った簡易測定が可能です。

シングルコイルピックアップ断線チェック、用意するもの

シングルコイル断線確認方法
  • シングルコイル搭載ギター(例:ストラトキャスター系)
  • シールドケーブル
  • デジタルテスター または アナログテスター

テスターは高価なものでなくても大丈夫。

ボニー
ボニー

1,000円程度の製品で十分です。

記事後半では、初心者向けの売れ筋テスターも紹介しています。

シングルコイルピックアップ断線チェック時のテスター設定

オーム電機 TST-KJ830
テスター種類推奨レンジ説明
デジタル20kΩシングルコイルの約5〜7kΩを正確に読むため
アナログ×100針の動きが見やすく、数値換算も簡単

ピックアップ測定は必ず「抵抗レンジ(Ω)」で行います。

ピックアップの正体は、極細の銅線を何千回も巻いた「巨大な一本の導線」です。

この長い線が途中で切れていないかを確認するには、電気が流れる通り道の「抵抗値」を測るしかありません。

電圧(V)や電流(A)では測定できません。

これらのレンジは、「電池やアダプターなどの電源がつながっており、電気が流れている回路」を測るためのものです。

ボニー
ボニー

テスターの基本中の基本は「Ωレンジに合わせる」こと!

楽器を壊すリスク: 逆に、アンプにつないだまま電流レンジなどで無理に測ろうとすると、テスターの故障や、最悪の場合ピックアップにダメージを与える可能性があります。

抵抗のレンジ設定が面倒、よくわからない・・という方はオートレンジ式がおすすめです→AstroAIのテスターが「初めてのオートレンジ」に最適な理由。ギターメンテナンスの強い味方!

アナログテスターの場合

ハムバッカーテスターチェック

1. レンジ(ダイヤル)を「×100」に合わせる

抵抗測定の項目にある「×100」(またはΩ×100)に合わせます。

  • 理由: シングルコイルの抵抗値(約5k〜7kΩ)を測る際、針が一番読み取りやすい中央付近で止まるのがこのレンジです。
  • 「×1」だと針が右に振り切れ、「×1k」だと左端に寄りすぎて正確な数値が読めません。

2. 【超重要】0点調整(ゼロオーム・アジャスト)

アナログテスターは測る前に必ずこの「儀式」が必要です。これをしないと数値がズレます。

  1. 赤と黒の測定棒(テストリード)の先をカチッと直接くっつけます
  2. 針が右端の「0」を指すか確認します。
  3. ズレている場合は、本体にある**「0Ω ADJ」というツマミ**を回して、針をピタリと「0」に合わせます。
私の使用しているテスターはよく在庫切れになります、
デザインは違いますが、同価格帯ではこれ一択です
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デジタルテスターの場合

デジタルテスター

1. ダイヤルを「20kΩ」に合わせる

デジタルテスターには抵抗を測るレンジ(範囲)がいくつかありますが、必ず「20k」(または20,000)という数字を選んでください。

  • なぜ2k(2000)ではダメなのか: シングルコイルの抵抗値は約5k〜7kΩです。
    2kの設定だと「測定できる上限」を超えてしまうため、断線していなくても画面には「1」や「0.L」と表示され、正しく測れません。
  • なぜ20kが良いのか: 20,000Ωまで測れるモードなので、ギターのピックアップの数値を余すことなく表示できます。

2. 測定端子(リード棒)の差し込み口を確認

テスターの本体には、赤い棒と黒い棒を指す穴がいくつかあります。

  • 黒い棒: 必ず 「COM」 と書かれた黒い穴に差し込みます。
  • 赤い棒: 「VΩmA」 など、「Ω(オーム)」の記号が書かれている穴に差し込みます。

「10A」や「20A」と書かれた穴に赤い棒を指してしまうと、抵抗は測れません。必ず「Ω」マークがついていることを確認してください。

この商品を使っています
購入時はワニグチクリップセットがおすすめです

シングルコイルピックアップ断線チェック、テスター測定手順

シングルコイル断線確認方法
  1. シールドケーブルをギターの出力ジャックに差す
     アンプはつながないでOK。
  2. セレクターを測定したいピックアップに切り替える
     フロント、センター、リアなど。
  3. ボリューム・トーンを最大にする
     ポット抵抗の影響を減らすため、すべてMAXに。
  4. テスターのリードをシールドプラグに接続
     - 赤リード → プラグ先端(Tip)
     - 黒リード → プラグ外側(金属スリーブ)
  5. 抵抗値を読む
ボニー
ボニー

ワニクリップがあると手が離せて便利です!

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シングルコイルピックアップの抵抗値目安

シングルコイルピックアップテスター
セレクター位置抵抗値の目安状態
フロント単体約5.5〜6.5kΩ正常
センター単体約5.5〜6.5kΩ正常
リア単体約6〜7kΩ正常
ハーフトーン(並列)約2.5〜3.5kΩ正常(2PU並列接続)
ショートの可能性
∞(無限大)断線の可能性
約1kΩ前後接触不良、ポット経由の抵抗影響あり・要再測定

測定結果の見方

測定結果は、いかがでしたでしょうか?

  • ∞(無限大) → コイル断線、またはリード線切れ
  • → ショート(内部で導通)
  • 通常値より極端に低い → ポット・スイッチ・配線経由の問題
ボニー
ボニー

シングルコイルの正常値はおおむね「6kΩ前後」。
明らかに違う数値が出たら、リード線やスイッチを再確認しましょう。

アナログの測定値

ハムバッカーテスターチェック

針は50を指していますが、そもそも測定レンジが100✖️設定ですので、実質数値は5000=5kΩになります。

私のテレキャスターは各ピックアップ抵抗は5kΩでハーフトーンは2.5kΩで正常の結果でした。

デジタルの場合

シングルコイルピックアップテスター

デジタルの場合は面倒な計算は不要でディスプレイの数値を読めばOKです

アナログテスターよりも使い方がわかりやすいのでおすすめです。

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ワニグチクリップセットでない商品もあるので注意

シングルコイルピックアップ簡易動作チェック(音でも確認)

シールドをつないだ状態で、ポールピースをドライバーで軽く叩くと、
テスターの針がわずかに動く(またはアンプ接続時に「カツッ」と音が出る)なら、
ピックアップは生きています。

まとめ

  • シングルコイルは5〜7kΩ前後が正常値
  • 測定は**抵抗レンジ(Ω)**で
  • 無限大(∞)なら断線、0Ωならショートを疑う
  • ギターを開けずにシールド経由で測定可能

記事後半では、初心者でも扱いやすいおすすめテスターを紹介しています。
ハンダ不良やピックアップ断線を見分ける第一歩として、ぜひチェックしてみてください。

ノイズの原因は、ギター本体以外の原因でシールドケーブルの場合もあります

ノイズ原因の究明にぜひ、ご確認ください

迷ったらこれがおすすめ、アマゾン売れ筋テスター

以下で紹介するテスターは、導通・断線チェックが正確にできるうえ、コスパも優秀です。

ギター修理や配線の確認を始めたい方は、まずこの中から選べば間違いありません。

デジタルテスター売れ筋

メーカー商品名型番参考価格(税込)1か月の売上件数(目安)主な特徴・備考
OHM(オーム電機)普及型デジタルテスター(大型ロータリースイッチ)TST-KJ830(08-1288)1,300円3000点トランジスタチェック機能付き。初心者でも扱いやすい定番モデル。
HIOKI(日置電機)日置電機 3244-60 ( テスター デジタルマルチメーター DMM ) カードハイテスタ 日本製 電圧 抵抗 導通 電気 測定 小型3244-604,509円900点日本製の高精度テスター。薄型・軽量で携帯性に優れる。
TESMENTESMEN TM-510 テスター 、4000カウント デジタル 小型 マルチメーター、スマート測定オートレンジ、非接触電圧検知機能付き、 AC/DC電圧計 抵抗 連続性 – グリーンTM-5101,799円800点4000カウント表示、オートレンジ・非接触電圧検知機能付き。
AstroAI6000カウント テスター デジタル マルチメーター オートレンジ 電圧 電流 真の実効値 抵抗 連続性 静電容量 周波数 電圧計 ダイオード トランジスタ 温度測定テスター 手動 自動モード6000カウントモデル3,799円500点真の実効値(True RMS)対応。静電容量・周波数測定も可能。

アナログテスターのおすすめ

メーカー商品名型番 / 品番参考価格(税込)1か月の売上件数(目安)主な仕様・特徴
ELPA(エルパ/朝日電器)アナログテスターEAT-02NB1,782円100点
導通チェックブザー付き
ミラー付き目盛板・テストリード保護キャップ付き
OHM(オーム電機)アナログテスター 多機能タイプTST-AN501(品番 08-1286)1,473円50点

デジタルとアナログの違いまとめ

種類特徴向いている人
デジタル数値が正確・見やすい・ブザー付きが多い初心者・正確に測定したい人
アナログ針の動きで変化が直感的に分かる慣れている人・感覚的に確認したい人

ギターリペアではワニクリップが必須です、合わせて購入をおすすめしますよ。

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