私の働いているチームは『再現性』という認識が全くないのですが、私は偶然にも『再現性』の必要性を知ることになり『再現性』という概念をチームに植え付けることにしました。
『再現性』とは、同じ条件下で同じ実験または解析をもう一度行うことで、同じ結果を得ることができることをいいます。
私のチームで『再現性』の仕組みを作る目的3つは以下の項目です。
- スキルを短期間で作ること
- 個人によるサービスの差をなくすこと
- 仕事を次の世代に繋いでいくこと
私の経験で、企業が『再現性』の仕組みを作る時にデジタルをうまく組み合わせて構築すると大変効果的です、ここではその解説をしようと思います。
再現性でスキルを短期間で作る
“@HuffPostJapan: 【新着ブログ】読まれないマニュアルに価値はない http://t.co/QpKxVxqqT3 pic.twitter.com/UBvjhJb9hT”
そろそろ、次年度に向けて、業務の引継書をまとめる時期です。— 紳士同盟 (@blanclionpeu) March 14, 2015
再現性の仕組みがあれば、その現場の必要な情報を誰でもが簡単に手に入れることが出来れば、 現場に入るときの初期値が向上すると思います。
データで残っている情報は覚える必要のない情報です。
覚える必要がある情報か、それとも覚える必要がない情報か?
「ある」「ない」を、それを明確にすることで同じ時間内で深い学びを得ることができると考えています。
テクノロジーを利用するメリット
👉マニュアルに不備がある
👉不備を補完し分厚くなる
👉分厚くて読まれないからマニュアルを簡素に刷新する
…これを繰り返すことでマニュアルは不老不死となっている。
とある御仁も言ってました
『マニュアル作成業務は滅びぬ! 何度でも蘇るさ! マニュアルの完成こそ人類の夢だからだ!』 pic.twitter.com/QmLRcbH9wj— 区役所の人@ 公務員 (@KUYAKUSHONOHITO) April 28, 2021
再現性にテクノジーを利用するのは効果があると経験から感じています。
デジタル端末とインターネット技術、テクノロジーは絶対値を変えることはできません。
テクノロジーを使用しても1秒は1秒のままで1日は1日のままですが、仕事の効率を変えることができます。
テクノロジーは例えば1時間かかっていた仕事を30分、 1日かかっていた仕事半日でといった具合に仕事にかかる時間を短縮することができます。
スキル構築にテクノロジーを使えば1年かかっているスキルが半年で身に付いたりとキャリア形成に大きな時間の変化をもたらすことができるのではないかと考えています。
その仕事、本当にスキルが必要か
小学生の私は、銀河系にいた
大人の私は、端末画面にどっぷり浸かって
ニュースアプリやグーグルアースで
世界中まる見えだが
星はどこにも見えない誰にも読まれない業務マニュアル、
会議議事録、社内報、三人と面談、
役所に出す申請の数々・・・
犇めく時間割に愕然 pic.twitter.com/wzX3C0dYMT— 柴田望🌈詩誌「フラジャイル」創刊5周年✨誠にありがとうございます。 (@NOGUCHIS7) January 10, 2018
優れた再現性のシステムがあればもしかするとスキルと言う表現自体がちょっと違ったものになるかもしれません。
経験=スキル、この構図は本当でしょうか?
情報を見ながら作業することができればスキルと言うものは必要なくなると考えています。
優れた情報を残せるかどうかつまり作業する側が必要とする情報をわかりやすく簡単に仕組みとして作業する側に伝わるものを残せれば、誰もが 特殊な仕事と呼ばれていた仕事に従事して仕事をすることができるようになります。
どのような情報が必要か?
DXの推進と脱炭素社会の実現に向けた取組
必要な人に必要な情報や物を届ける為にはデジタル化の推進不可欠
ブレイクスルー必要テレワーク、感染拡大防止の為だが、場所を選ばすに仕事ができる意識の変容生かせるはず。
企業にとってもメリット。労働環境改善。 pic.twitter.com/gcTJtxTDpE
— 山中基充 (もとみつ)鶴ヶ島市議会議員 (@yamanaka_) March 24, 2021
情報の残し方のポイントが3つほど感じています。
- 共有できるツールを使うってことです。 スプレッドシート、グッドノート5等は非常に良いツールかなと感じています。 情報をオープンにして誰でもいつでも見れるようにすることが大切だと思います。
- 誰でも編集ができるツールが良いですね。情報は常に更新されますから。写真がシームレスに挿入できたり、ペンで記入できたりできるツールが便利で、圧倒的に効率的です。
- ジャンルごとにわかりやすいフォーマットを構築したほうがよいですよね。 作成者によってそれぞれ書式が違うのは、 分かりにくいです。
再現性で従業員が働き易くなる
「見て、あの子DX人材よ」
「あの子がねぇ。本当にその価値あるのかしら」
「年収1000万円って言ったら係長級よね、それくらい出来る前提で接すればいいのよね」
「当然よ!当然。弱音なんて吐いたらすぐ報告するんだから」DX人材「(こいつらの仕事全部自動化してやる…)」 pic.twitter.com/iMwbXlq3Im
— 三茶 (@Santiago_de_con) March 16, 2021
再現性で従業員が働きやすくなるともいえます。
例えば、リーダーの登場待たなくてもシフト表に添付されているリンクを開くと、準備する道具がわかる。
そのような情報はキャリアの短い人にとってありがたい情報ではないでしょうか?
到着を待つことなく準備できることはストレスフリーで作業できるのではないでしょうか?
再現性で成功体験を作りやすくなる
みんなが考えているDX化
「何もしなくても紙は正確にデータ化され、色んなシステムと自動にリアルタイムで連携され、今までと同じ書式でアウトプットされる」
現状の仕事内容を上手く説明なくても、
情シスが上手い具合に導入してくれる。 pic.twitter.com/bAawv46tEE— さと@経理 (@satovba7) August 6, 2022
再現性のマニュアルにより、到着後のセッティング写真があれば、ちょっと準備お願いの一言で各自がスマホを見ながらバラバラに準備ができてスムーズだと思うのですが、これも自分達だけで準備できたというちょっとした成功体験につながると思います。
そして時間軸で作業する部分写真と手順、方法が記載されていれば、さらにチームに親切でしょう。
準備するものと、セッティングの様子がわかるものがあるだけでも随分とチームのメンバーの仕事へのやりやすさは違ってくるのではないでしょうか?
再現性でサービスの差をなくす
デジタル化
DXでの
効率化
適度な人情
成功の鍵どんな仕事でもソノサキには人がいる。
いくらデジタル化が進んでも
良い仕事をするためには
人間味って大事だと思うんですよ
今日はいつになく真面目🤣あ、おはようございます#おは戦40906sk 🔥#わたぷう
今年は残り1⃣1⃣7⃣日 pic.twitter.com/OMSg6nEzAx— わたぷう☯自分を整える「ぼっち教祖」 (@watanabepooh) September 5, 2022
誰々が現場に行ってサービスの差があってクレームが来たなどとならないように、誰もが同じように仕事を提供できて、仕事をこなすことができるそのために再現性が必要です。
再現性は自分達を守る為にも必要です。
再現性の認識があってマニュアルが機能する
「DXってITとかデジタル使って省力化・自動化する話でしょ?」と思っていたけど、全然違った。「今まで出来なかった顧客体験」を生み出す手段としてデジタルを使うことをDXと呼ぶんだな。そして、体験とはマーケティングの仕事である。実はDXとマーケティングって二親等ぐらいの親戚だった。 pic.twitter.com/A8vpmSZOTw
— 松本健太郎 (@matsuken0716) March 25, 2023
サービスをなくすために必要なものといえばマニュアルです
企業によってはマニュアルが読まれない守られないと言う現実 に心当たりある方もいるのではないでしょうか?
私も経験がありますがまずはマニュアルを作成すれば解決と思いますが、しかし何のためにマニュアルを作るのかと言うのを明確にしておかないとそのマニュアルは一生読まれる事はありません。
マニュアルと言うのは再現性のために必要なものであると 再現性実現のための1つのツールでしかないのです。
読まれないマニュアルその理由とは?
デジタル社会反対派の人々もよく目を通しておけよと思う
社会のDX化とは単に仕事を奪われる社会のみに重点を置く人が多いが、より社会貢献やヒトの社会活動における改善案を考えていく事が肝の改革と言えるからだ。中学生が学ぶんだから大人も少しは学んだら?と切に思うよhttps://t.co/9jkTUcftKZ pic.twitter.com/wO9UAgM1LV— らんたん75(🥲FitmintGOX🥲) (@Lantern7575) November 7, 2022
もし現場で「マニュアル」が読まれない守られてないのであれば、もしかすると「マニュアル」その内容が悪いわけではなく、なぜその「マニュアル」が必要なのか?『再現性』に共感を従業員が持っていないというのがそもそもの問題かもしれません。
なぜ『再現性』が必要なのかと言うことを常に従業員に伝えることをする必要があるのかもしれません。
再現性で仕事を次の世代につなげる
DX化!と、言うけど、
社員がやってること全てを機械に置き換えられる。と、思っているなら、大きな間違いなんだなぁ〜。仕事のどこをDX化するかの戦略が必要💪
そこが経営者の頭脳の見せ所😊
お間違えなく🙆♀️ pic.twitter.com/PRlva9C5iz
— 岡野裕子【葬儀社専門AI開発支援】 (@Bienfait_okano) July 18, 2022
仕事を次の世代につなげるのが「マネジメント」の仕事と定義できると思います。
そのためには どのような情報が必要でどのように情報を残すのかと言うことを明確にする必要があります。
従業員に、再現性と言うキーワードに共感してもらうことが大事ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、再現性の認識のないチームでテクノロジーを導入するメリットを少し紹介しました。
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- 再現性の構築にテクノロジーが有利だ
- 再現性のために必要な情報とは?
- 再現性とマニュアル
以上のことをお伝えしました、この情報が少しでもあなたのお役に立てればと思います。
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